2016年2月2日火曜日

TPP調印式に大抗議

 官邸前と札幌中心街で、同時刻にSTOP TPP! 今日の東京新聞も1面で「全農産品 関税撤廃の恐れ」。調印も批准も認められません!

 違憲訴訟中の弁護士さんなどが協定案の英文を分析して結果をまとめたもので、関税撤廃の除外規定がないため、超規定に関税が撤廃される仕組みになっているとの指摘です。

 附属書も出ましたので私も分析を進めますが、間違いなく存在するのは発効7年後の再協議。

 他国はほぼ関税撤廃なのですから、議題として要求されるのは日本の関税維持品目になるでしょう。

 今日は政府から聞き取りもしましたが、再協議だけでなく条文の中身に関しても、日本が主体的に判断することなので必ずしも関税撤廃とはならないとの言い分。

 農産物のみならず、貿易の自由化が原則のTPPですから、非関税障壁でも撤廃の仕掛けが散見しているように思えます。

 これからの国会質問で問わなければいけないですが、まずは附属書も含めて分析を急ぎます。

 そもそも今まで秘密交渉としておきながら、批准は通常国会中にやってしまおうだなんて乱暴です。

 共同通信社の世論調査でも、69%の方が慎重な審議を求めている。

 交渉経過はわからない、中身を検証する時間も短い、政府試算も信用できるのか、日本の「食と農」は本当に守られるのか、非関税障壁として医療・保険など国民生活に直結する大問題はないのか--など、多くの疑問がある反映だと思います。

 それなのに、この国会中に批准を急ぐようでは「国民不在のTPP」ということになるのでは。

 今日は衆・参ともに本会議が開かれ、明日から予算委員会です。

 【今日の句】 まだ何か 秘密があるぞ TPP

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