2016年2月4日木曜日

これでも合憲と言えるのか

 すでにPKOの性格は変わっており、南スーダンに自衛隊が行けば「殺し、殺される」危惧が--具体的に迫った今日の志位質問。こちらで!

 Peacekeeping Operations(平和維持活動)どころか、紛争当事者となっている今のPKO部隊。

 しかも南スーダンは政府軍・反政府軍の紛争状態が深刻化している現状にあることを、最新の国連情報をもとに明らかにしました。

 このような現状で、自衛隊の武器使用緩和となれば「殺し、殺される」ことになるのではないか。

 総理の答弁は動画でご確認いただきたいのですが、正面から答えず「PKO派遣の5原則を守る」を繰り返すのみ。

 しかし、その5原則が通用しない現状を指摘しているのであって、そこで武器を使用すれば憲法に反するのではないかとの問いに、中谷防衛相は最後まで判断の答弁を避けました。

 その他にも、ISに対する空爆支援をするのか、米国からの要請はないのか、など。

 約100分に及ぶ質問でしたので、お時間を取ってご覧くださいね。

 予算委員会の前に、私は全国豪雪地帯町村議会の政党懇談会へ、日本共産党を代表して参加しました。

 北海道での豪雪被害は数多く、なかでも印象に残った調査の1つとして公営住宅の煙突を述べました。

 自治体の財政事情で修繕や建て替えが進まず、ストーブの煙突に十分な雪除けがない公営住宅があったのです。

 1日のうちに窓まで埋まるほどの大雪で、外に出られなかったのが幸いして、ストーブの熱で煙突に雪がたまりませんでした。

 不在だった家では雪が積もっており、このままストーブを点けたら一酸化炭素中毒になりかねません。

 過去に、FF式ストーブの排気口が大雪で塞がれた同様の事例があって、豪雪は一晩で命を奪うものと痛感したことがあるのです。

 豪雪対策は、命の問題。

 国の責任で交付税措置など財政支援の重要性は言うまでもなく、意見交換の場でも、豪雪地帯ならではの様々な課題や苦労をうかがいました。

 豪雪地帯対策特別措置法というのがあって、その第1条(目的)には次のように書かれています。

 「この法律は、積雪が特にはなはだしいため、産業の発展が停滞的で、かつ、住民の生活水準の向上が阻害されている地域について、雪害の防除その他産業等の基礎条件の改善に関する総合的な対策を樹立し、その実施を推進することにより、当該地域における産業の振興と民生の安定向上に寄与することを目的とする。 」

 この立場で国が具体化を進めるよう、引き続き私も求めていきます。

 【今日の句】 明日から 春は来るのと 有明の月

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