今日の本会議でTPPは採決せず。次の定例日は10日(木)ですが採決の合意はされていません。特別委員会へ差し戻しを!
今日の議員運営委員会で、この間の経過を塩川鉄也衆議院議員がまとめて発言していますので、ここでも要点を紹介します。
●山本農水相の度重なる発言は極めて重大。まったく反省もなく、国会の審議をないがしろにするものであり、野党4党の辞任要求にも政府・与党からはゼロ回答。あらためてTPP特別委員会での強行採決に厳重抗議。
●農水相の「強行採決」発言のさいにも、特委では地方公聴会の日程が強行議決された。その際も佐藤議院運営委員長から「歩み寄りの努力を」と促され、日程を変更し、円満な運営をと佐藤委員長も注意した。
●だからこそ、農水相の2度目の発言の際も、採決予定の4日まで「私も努力する」と述べ、4日の議運理事会でも「与党側に努力いただきたい。私も努力する」と述べて休憩に。その努力のさなかにTPP特委での採決強行は、衆議院規則を踏み破るもの。佐藤委員長も「ルール上はできない」と明言していた。
●大島衆議院議長も、野党4党の申し入れに「平穏な状況の採決ではない」と述べ、佐藤委員長陳謝とお詫びを述べた。委員長の努力を無にするような暴挙をおこなった政府・与党の責任は重大。
●昨日の議運理事会でも、佐藤委員長は「国会に20年いるが初めての経験。こんなことがまかり通れば、議運はいらなくなる」と、採決強行に厳しい指摘をした。
●国会審議を損なわせた一番の原因は山本農水相であり、辞任要求に何の回答もしない政府・与党の姿勢を厳しく批判する。加えてTPPを「委員会審査終了議案」として、議運で協議の対象とすることは国会のルールを踏み破った質疑と採決の強行を容認することになる。議事日程の延期で済む話ではなく、TPP協定と関連法案は委員会に差し戻して、徹底した審議をおこなうべき。
だいたいの経過を、この発言でご理解いただけたでしょうか。
今日の本会議で、ようやくパリ協定の採決となりましたが、そもそも急ぐべきはパリ協定の批准だったのではありませんか。
条約ですから衆議院先議であるべきですが、衆議院でTPP審議を優先させることから参議院先議とし、この間の農水相大臣の発言問題で、さらに批准が遅れる事態ともなりました。
この点でも、政府・与党の責任は重大です。
今日も日中は議員会館前にて、抗議の座り込み行動がありました。
私も情勢報告に駆けつけましたが、だんだん冷えこむようにもなり、お体には気をつけてほしいです。
そもそも政府が、TPP批准をやめれば座り込みもしなくていいのに。
今日は他にも集会や要請などが相次ぎました(写真は北海道医労連のみなさんから!)。
政府が急ぐべきは、TPPよりも「安全安心の医療・介護の実現」「夜勤交代制労働の改善」ですよ!
【今日の句】 与党にも 矛盾広がる TPP
0 件のコメント:
コメントを投稿