2017年1月27日金曜日

これでいいのか、補正予算

 先ほど衆議院では本会議が終わり、自民・公明・維新の賛成多数で補正予算が可決。赤字国債を大増発しながら、防衛省予算の歳出化前倒しとはおかしい!

 今回の補正予算は、熊本地震や北海道・東北への豪雨災害への対応などがあり、緊急かつ当然の支出であり賛成です。

 しかし問題は、先に述べた防衛省予算のうち、来年度予定分を前倒しするものです。

 中期防衛力計画というのがあり、その枠のなかで買う等と決めたもの(例えば、本補正予算ではP1対潜哨戒機20機=362億円、F35A戦闘機8機=68億円、F15近代化改修8機=18億円など)が、前倒しで含まれているのです。

 財政法では、補正予算が認められるのは義務的経費の不足のほかは、緊要なケースに限られています。

 財政法の趣旨に反するのみならず、それが7年ぶりという赤字国債まで追加発行をして財源とするわけですから、さらにおかしい。

 赤字国債に頼るのも、歳入が1兆7000億円も下方修正するからであって、これぞアベノミクスの破たんそのものではないのでしょうか。

 大問題になっている文科省の天下り問題も、すみやかに集中審議をおこない、他の省庁も含めて全容解明と徹底した再発防止へ取り組むべきです。

 党を代表して反対討論は高橋千鶴子議員がおこない、また委員会では宮本徹議員が給付型奨学金も例に「軍事費を削ってくらしに回せ」、赤嶺政賢議員が沖縄でのオスプレイ墜落問題について事実をもとに厳しく追及しました。

 安倍政権の具体的な問題点を1つ1つ、ていねいに明らかにしつつ、打開の道も示していく論戦に私も心がけて質問準備に励みます。

 【今日の句】 赤字でも 軍拡路線 進むのか

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