この訓練は、沖縄での「県道104号線越え実弾射撃訓練」を全国へ分散・実施しているもので、矢臼別では16回目の訓練となります。
分散するのは「沖縄の負担軽減」が目的とされていますが、まったく負担は減っていません。
分散先でも、訓練の固定化や拡充されていることに不安の声があがっています。
矢臼別では、米軍は2010年・2012年に山火事を起こし、2013年には演習場外への着弾まで起こしてもきたのです。
報道によれば昨日で実弾射撃訓練は終了とのことですが、今後のことも含めて、防衛省から聞き取りをおこないました。
これまでも訓練内容などは「運用にかかわる」として明らかにされてきませんでしたが、よくよく聞くと、何日に何発を撃つかは現地で米側が決めていくので、前日や当日の朝でないと日本側もわからないという実態です。
つまり演習場を、まるっきり貸し出している状態。
米側の運用だからと言わずに、日本の演習場であり領土なんですから、もっと明らかにすべきとぐらいも言えないのでしょうか。
防衛省から米側には「効率よく訓練を」「訓練は最低限に」と申し入れているとのことですが、お伺いのような姿勢では、対等な関係でさえもありません。
白リン弾の使用についても「自衛隊も使っている」「米側は沖縄でも使っていた」など、そもそも問題視していないようでもありました。
いつも米側は「矢臼別は訓練に適した場所」と言っていますが、広い大地は米軍の訓練のためでなく道民の生活のため。
酪農の郷としての道東地方で、米軍の訓練が固定化・拡充など許されません。
【今日の句】 牛だって 穏やかな日々 願ってる
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