2018年5月18日金曜日

国は現場が見えてるか

 今年で開設30周年の、あかしあ労働福祉センターで障害者の福祉や就労の実態をお聞きしました。国の根本の姿勢が問われていると痛感しました。

 現地には真下紀子道議、のとや繁・石川厚子・まじま隆英の各市議とで、センター理事長の北村典幸さんからお話をうかがいました。施設のなかも時間をとって見学させてもらいました。

 今年度から障害福祉サービス等の報酬が改定されます。きょうされん役員でもある北村さんから、きょうさんれんの緊急実態調査の結果も紹介され、人件費1人分にあたるほどの減収が見込まれる事業所もあるようです。

 そもそも報酬体系の考え方として国は「生産性の向上」の考えを持ち込み、就労につながれば報酬を引き上げ、そうでなければ下げるというのが基本となっています。これでは重度の障害があるほど、報酬が下がるということになります。事業所の運営も厳しくなるし、せっかく意欲ある職員の雇用環境も守れなくなりかねません。

 あかしあがおこなっている生活介護や就労継続支援は、基本的に障害の別を問わず、職員のみなさんも1人ひとりに寄り添いながら支援しています。国の方針と現場とのギャップを、政府はどう思っているのでしょうか。

 午後からは市内で「つどい」に参加しました。石川市議・真下道議に続き、私からも安倍政治を変える道筋について話しました。来年の2つの選挙で野党連合政権を切り拓く結果を出すために、日本共産党を大きくしてほしいと呼びかけました。

 「それだけの得票を出すのに、どうしたらいいのでしょう」「新潟知事の辞任は残念。これからも野党共闘でたたかうのか」という率直な質問や、「高校生が3000万署名をしてくれた。若い人たちにも呼びかけたい」「給付制奨学金がまだ少ないし、結局は若い人たちが借金を背負っている」という意見もありました。「とても楽しかったです」と話される女性もいてホッ。

 宣伝や「つどい」など1つ1つを成功させるのに、現地でていねいに準備していただいていました。本当にありがたいことでした。この団結の力で、何としても安倍政権を終わらせて新しい政治にしたいですね。

 【今日の句】誰だって 笑顔で生きる 権利あり

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