2019年5月21日火曜日

今日は日高町・平取町へ

 今日から日高管内をまわるのですが、いきなり猛烈な雨と風! 土砂災害や農業被害などなど、お気をつけくださいね。

 日高町での「つどい」でも「昨晩の風の強さにドキドキした。屋根が飛ばされるんじゃないかと心配だった」との声も。「昨年の台風を思い出した。風が止んだと思ったら地震が来て、同じことがおきないかと心配」という方も。そうでした、昨年は台風と胆振東部地震が連続して直撃したのですよね。

 まだ日高町でも地震の爪痕が残っています。まだ補修に手がつかない町道があって、マンホールが飛び出しているといいます。国の査定が終わってから工事をするものもあり、ようやく工事が始まったばかりとも。私から「くらしや地域に税金を使う政治に変えなければいけませんね」と話したことに、実感をもってうなずかれる姿があったのが印象に残りました。

 平取町では鈴木修二町議に案内いただき、まず遠藤桂一副町長と懇談に。トマトや和牛などブランド化してきた取り組み、アイヌ新法が成立したことを受けた町での具体化、昨年の地震当日の様子(町長室の大きな窓ガラスも割れた!)など、町の様子の一端をうかがうことができました。

 JAびらとりでは仲山浩組合長が応対してくださいました。主力のトマトを中心に毎年2戸ほど新規就農があるそうですが、一方で「後継者がいなかったり、途中でやめる農家もいるから、全体では少しずつ減っているかな」とのこと。政府が進める規模拡大も限界に近いと語り、「中小の農家が規模を維持するうえで使えるような補助事業にしてほしい」と、条件の緩和を要望されていました。

 これは道内各地でよく聞かれることで、設備投資をするのに収量や販売を拡大することを条件にしないと補助事業を使えないという実態を指します。現状維持でも地域を支える大事な担い手なのに対象とならないのでは、せっかくの生産基盤も弱めてしまうことにもなります。大事な点なので、国会と連携して私も引き続き訴えていきたいです。

 社会福祉法人・平取福祉会では、山ぎし(山編に厈)俊紀理事長さんと奈良浩寿施設長さんが応対してくださいました。かつら園の中も見学させていただきましたが、「地震のときのクラック(ひび割れ)が、まだ残っているところもあるんです」と山ぎし理事長さん。日常を過ごすうえでは問題ありませんが、老朽化対策や機能性ある施設とするうえでの負担の重さに頭を悩ませてるといいます。

 「やっぱり根本的には介護報酬です。少しずつでも上がる見通しがあれば、計画的に施設を直していけるのですが」との言葉に、私も納得。税金の使い方は、軍事力や大型開発より社会保障を優先にすべきではと私からも述べました。介護士不足も話題になり、「この地域で住み続け、老後も平取にいたいという方の願いに応えるうえでも、少しでも働く条件がよくなるように」との切実な思いもうかがいました。国の責任は重大です。

 ところで、かつら園での最高齢の方は何と109歳! 住民票が苫小牧にあるため平取1のご長寿ではないそうですが、少なくとも私が道内でお聞きしたなかでは間違いなく最高齢の方でした。

 雨が強いため平取町では宣伝カーを流しながらの訴えでしたが、日高町では菊地日出夫・真壁悦男の両町議と街頭での訴えもおこないました。こんな雨の日にもかかわらず(いや、雨の日だから激励も兼ねてなのか)車中から手を振ってくださる方の多いこと。両町議が活躍されている反映なんですね。

 明日は様似町・浦河町へ。晴れることを祈ってます!

 【今日の句】今年こそ 災いなしを 祈ってる

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