2019年5月23日木曜日

農林漁業にこそ希望を

 今日は新ひだか町・新冠町の街頭15ヵ所から訴え、移動中もマイクを握り続けました。なかなか行けない全道の各地域ですので、時間いっぱい声を出し続けています。

 今日もいい天気でしたので、手を振って応えてくださる方もチラホラと。演説箇所には党員・支持者のみなさんも来てくださって、たくさんの激励もいただきました。新ひだか町では谷園子町議、新冠町では前町議の武藤勝圀さんが、いっしょに回ってくださいました。地域に根ざした議員・前議員さんだけに心強い。

 日高管内は、どの町も軽種馬生産が大事な基幹産業です。少し中心街を離れると、馬の親子を牧草地で目にします。大きな音に驚いて走り出し、骨を折るようなことがあっては大損害なので、近くを走る時は宣伝カーも音を控える配慮をしています。日高地域特有の事情ですね。

 私が衆議院議員のときに、軽種馬産業の振興について質問したことがあります。「農業政策とは『口に入るもの』の生産に対しておこなうもの」というのが農林水産省の基本姿勢なので、軽種馬支援には競馬による売り上げを充てています。しかし牧草地も立派な「農地」です。それなら農業政策として位置づけるべきだ、と質問したことを今でも覚えています。

 そういうわけで今日の「つどい」の場でも、「ぜひ第一次産業での希望を語れるようにしてほしい」と出されるのも当然なのです。関連産業も多く雇用の場であり、農林漁業の振興なしに人口減少も止めることにはなりません。新ひだか町ではミニトマト、新冠町ではピーマンの生産が盛んになってきて新規就農者も生まれています。こういう実態をふまえた政策をつくっていきたい。

 そのほかにも「安倍首相はウソばっかりだ。野党が力をつけてほしい」「政党助成法への考え方は」「泊原発で事故があったら心配。どのように考えているの」「中学校の教員をしていた畠山さん。教育への考え方は」「生産者と消費者の距離を縮めるようにしてほしい。生産現場のことを知ってほしい」「灯油代が高くて、冬は何枚も重ね着。国で支援できないのでしょうか」などなど、多くの意見や質問がありました。こういう話し合いを(私が行けない各地でも)気軽に開いてほしいなと実感しました。

 新冠町では武藤さんが緊急に連絡してくれて、最後の宣伝場所である町営住宅前に何人か駆けつけてくださいました。「年金を増やしてほしいよ」「応援してるからがんばって」などの話とともに、「米中の貿易戦争は大変だ。私たちの生活にまで影響が出る」との話があって「ミニつどい」状態に。「衣類や家電製品は中国製も多いっしょ」「日本が米中の間に入ったらどうなのか」など、今の状況をどう見たらいいのかと議論にもなりました。

 何かおかしい、ということを多くの方が感じています。その中身を紐解いて、変えられる展望を示すのは政治家・政党の仕事です。こうやって語り合える活動って、本当に楽しい。政治を変える力は、やっぱり草の根にあるんだと実感できるからです。語るなかから新たな政策や演説に生きるものも見つかったりします。

 くらしや地域に、とことん根付いた活動を。あらためて実感した日高管内での3日間でもありました。

 【今日の句】帰り際 夕陽に激励 されたよで

0 件のコメント:

コメントを投稿