野田首相と小沢氏の会談で、報道は持ちきりです。確かに関心はありますが、消費税増税が本当に必要なのかなど、冷静な政策上の「中身」の報道をしてほしい、と私は思います。
小沢氏が消費税増税反対を口にするのは、国民の反対の声が大きいから。
とは言え「小沢氏は消費税増税自体は賛成だ」と、「時間軸」の違いなのだと野田首相は言っています。
自民党も公明党も、早いか遅いかの違いだけで増税では一致しています。
消費税10%で、4人家族は16万円増との試算もあります。
価格に転嫁できず、税務署には身銭を切って納めている中小零細業者にとっては、消費税倍増で商売は成り立ちません。
社会保障は充実しないことも、国会論戦で明らかになってきました。
生活に苦しむ庶民増税でなく、小泉首相の構造改革で「貧困と格差」が広がったことを考えれば、増税するなら富裕層にこそ先行すべきです。
国の借金を膨らませた、ムダな大型開発や軍事費を見直すことも必要でしょう。
なぜ、首相は消費税増税にこだわるのか。
消費税増税を求める、財界がスポンサーだからです。
首相就任前に、まっ先に日本経団連へ表敬したというのは、自民党の首相でもなかったことでした。
大企業にとっては、消費税増税は法人税減税の穴埋めに見込めるし、折半して払っている社会保険料も「節約」できるからです。
私が勝手に言ってるのでなく、経団連の「提言」に「消費税は19%」「法人税は減税を」と書いているのです(こちら)。
それにしても国民生活無視の消費税増税に「政治生命をかける」首相って‥‥誰の目線で政治をしているのかが、よくわかります。
同じ「提言」でも、日本共産党は消費税増税に頼らない具体的な財源を提案しています。
多くの方に率直な意見を、お聞きしたい。
そして一致できるところから、力を合わせましょう。
そうでなければ、くらしも日本の未来も、守ることができないんですから。
【今日の句】 簡単に 生命かけると 言わないで
おはようございます。
返信削除上から目線で冷ややかに状勢をみつめる雫です。
上から見る程、知識も中身もないんですけどねぇ(笑)
中学生の娘がおたよりを持ってきてくれました。親子の絆について書かれていたのですが。
教育者なのでごもっともなお話ではあるのだけれど。娘に問う。
「読んだかい?この先生って、どんな先生?」。
「別に。わからない。関わろうとも思わないから」。
中学生なので、こんなものかもしれないけれど。もしかしたら、何も伝わってはこないんだろうかという疑問を感じました。
反対に六年生の息子も複雑な家庭環境の中で育って来て大人に対して不信感を抱いているので本来なら、全てを背けてしまうのだろうけど、息子が精神的に追い詰められ学校に行けなくなった時、家に来て担任の先生は我が子のように息子の名を呼びスキンシップから心をほぐして下さって今では「先生は凄いんだよ」と色んなことを話してくれます。
中学も時間がある時には娘と向かい合って下さいますので有り難いのですが…
これは政治にも繋がっているんじゃないでしょうか?
目上の方を尊うということは大事だと教えたくとも国会中継は子供に見せられたものじゃないと時折思います。
時には、野次が飛び大人の陰湿なイジメに近い状勢で、議論するのはその人の欠点でないよと。総理の答えは用意された文面を読むだけで答えになっていない。行き詰まれば専門的なことはわからないと言う。
興味がないのか居眠りしてる議員さんもいて。
息子ではないけれど、理解してくれる、凄いなとか惹かれるものがあれば政治に傾ける人も多くなるはずなのに。
国会は「首取り合戦」。
自分にも利益があるマクロ経済しか考えないのかと思ったり。
一生懸命考えてくれる政治家さんは苛立ちも覚えるでしょう。
長々とすみません。
「学生の 鞄の中は 空っぽで」
またいつかお会いするかもしれませんね。
その時は子供達と○○ちゃんのお父さん!と呼んでご挨拶させて頂きます。
雫さん、コメントありがとうございました!
返信削除昨日も懇談をしているなかで「こんな国会中継、子どもには見せられないわ~」「揚げ足取りばっかりで、じゃあどうしたらいいか議論されてないもんね」との話が、たくさん出てきました。
けっこう子どもたちも、テレビを通じて政治家や著名人の言葉って、知ってるんですよね。
世界では、首相や政治家による感動的なスピーチを聴きますが、日本は果たして‥‥私自身も自戒を込めて‥‥。
私も学校教員の経験がありますが、30人なら30人の家庭環境があり、性格があり、隠されている願いもあります。
だから本来は、1人ひとりに目を配り心をつなげる教育でなければならないと思います。
一方で、競争教育のもとで画一的な指導になったりする面も、今の文部行政は起こりえることでしょう。
ヨーロッパを見れば、1人ひとりに目を配るためにこそ教員を増やし、適切な研修時間も確保して教員の力量向上に政府が努めています。
学力世界一のフィンランドは、詰め込みや競争中心なのではなく、このように懇切丁寧だから結果として学力も伸びているということなんですよね。
いずれにしても、子どもたちの心をギュッととらえて、信頼関係をつくれる教育環境を政治家としても、1人の親としても願っています。
お会いできるのを待ってますよ!