日本共産党は志位委員長が記者会見で、次の5点の大問題があると再稼動ありきの姿勢を批判しました。
①福島原発事故の原因さえわかっていないこと。事故の原因もわからないのに、万全の安全対策はできません。
②政府が決めたとりあえずの安全対策も、コンピューターで計算したストレステストなどで、中身も不十分であること。
③地震・津波の学問的な考えの見直しが必要だということ。大飯原発だけでなく、どこの原発でも活断層の調査も進めている最中です。
④原発事故が起きたときの、放射性被害の予測も、住民避難計画もないということ。これでは事故が起きた場合、福島事故の二の舞となります。
⑤まともな規制機関がないということ。国会で新しい「規制庁」をつくる議論が始まったばかりで、厳しくチェックする体制は未確立です。
原発にこだわるから電力不足も解消できないのであって、原発ゼロの決断をすれば液化天然ガスの確保や、いま可能なだけの自然エネルギー確保など、供給力向上の判断材料も増えていくのではないでしょうか。
私も駆けつけ「世論調査をすれば、多くの人が将来的には原発からの撤退を望んでいる。再稼動を認めない声も過半数。政府が決断すべきは、再稼動より『原発ゼロ』だ」と訴えました。
子連れのお母さんたちも、多くの方がチラシを受け取ってくれました。
賛否は別として、多くの方が「原発を続けて大丈夫なのか」と心配しています。
政府の「安全対策」が、その心配にじゅうぶん応えていないということの現れだと思います。
同時に、危険な原発よりも違う道があるのなら、そちらを選びたいという人も増えています。
首相には、このような国民の声に真摯に応えようとしないようです。
ならば、もっと大きな世論に!
【今日の句】 決断は 民の声こそ もとづいて
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