2012年8月6日月曜日

核兵器は絶対に、絶対になくせ

原爆投下から67年--北海道でもおこなわれた原爆死没者追悼会に、党道委員会を代表して参加し追悼の言葉を述べました。

 追悼会の前に「『あの日』を語り継ぐつどい」がおこなわれ、被爆体験をされた糸沢定雄さんのリアルな話に胸が詰まりました。

 広島の多くのけが人を看護するために、似島へ行った糸沢さん。

 運び込まれる、皮が向けて人の顔もしていない被爆者に、思わず後ずさりしたと言います。

 血を吹くガーゼ1枚も渡されないのに、兵隊1人で100人の犠牲者を看護することに。

 痛みや悲しみで泣き叫ぶ子どもを、抱っこしてあやしているうちに、母親に抱かれたように穏やかな顔に--でも、その子はそのまま亡くなってしまいました。

 「兵士1人で米兵10人殺せと教えられ、心は鬼となっていた私だったが‥‥今も手に抱っこした子どものぬくもりが残っている」と、言葉に詰まりながら話す糸沢さん。

 戦争はやってならない、核兵器なんてなくすべきだ--糸沢さんの話に、あらためて決意がみなぎります。

 被爆者の平均年齢は78歳になり、北海道に約400人、全国で被爆者手帳を持っている方が約20万人と言います。

 被爆者への国家補償を、核兵器は廃絶を!

 「あの日」を受け継ぎ、次の世代へ語り継ぐ、私たちの世代の責任も痛感しました。

 その後に陸上自衛隊北部方面総監へ、離島での「有事訓練」中止を求める要請に行きました。

 北海道新聞8/4付で報じられましたが、奥尻・天売・焼尻・利尻・礼文の5島で有事を想定し、小銃を携行した訓練をおこなうというのです。

 ヘリコプターで住民を島外に避難させるなどは「防災訓練にもなる」との理屈ですが、それなら小銃など携行する必要はなし。

 自治体との調整のもとに応じるとの回答はありましたが、今の情勢下で武力による有事という可能性が大きいのか疑問なだけに、そもそも正当性が問われていると思います。

 自治体の求めに応じた防災訓練なら、別問題として対応すべきものです。

 「戦争につながる、どんなことでも止めないといけない」--そう教えてくれたのは、一昨年亡くなったアイヌの鈴木ヨチさん。

 被爆者の無念も、ヨチさんの言葉も忘れず、平和憲法が生きる日本へ!

 【今日の句】 首相から 核廃絶の 決意なく

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