2012年11月13日火曜日

大間原発建設中止へ、道南地方をまわる

 特急に乗って函館市へ! 大間原発建設反対に、復興予算「流用」問題のあおりを受けて函館市水産会などで準備していたグループ補助金が受けられない恐れがある問題など、高橋佳大8区予定候補とまわりました。

 赤旗日曜版の特集でもコメントをいただいた、高谷寿峰北斗市長・中宮安一七飯町長に表敬とお礼を兼ねて伺いました。

 私たちが先月、東京本社に要請へ行ったことも合わせてお伝えしました。

 「どうして、この時期に建設再開なのか」と、両首長さんとも話されていました。

 また「福島事故の検証もされていない、その教訓をもとに規制委員会で新基準を決めるのが先ではないのか」とも、共通のご指摘でした。

 時期については意見が分かれるにしても、原発ゼロの願いは国民多数の世論。

 要請した日のブログにも書きましたが、電源開発が建設再開の根拠の1つとしていたのが「国策だから」という点でした。

 国民多数の世論に反する国策なら、次の総選挙でやっぱり変えないと。

 中宮町長さんからは、長崎県を訪れた時の強烈な体験から、原発はもとより核兵器をなくすことのお話も伺いました。

 七飯町では、平和学習の一環に広島と長崎へ、交互に子どもたちを町として派遣しています。

 「オバマ大統領が核兵器をなくすと言った時に、日本政府として歓迎すると言えばいいのに」とのお話も、もっともでした。

 道南地方は、豊かな水産資源を抱える地域であり、西洋農業の発祥地であり、本州との玄関口であり、文化と歴史を持っている地域です。

 大間原発で過酷事故があれば、それらをすべて失うことになります。

 日本共産党としても、建設中止・反対の一点で力を合わせるとともに、私もがんばる決意を述べて「即時原発ゼロ」提言をお渡ししました。

 グループ補助金の問題ですが、北海道では5地域6グループによる補助金申請を準備していました。

 経済産業局中小企業庁による、震災被害を受けた企業らが条件を満たしてグループとして補助金を受ける制度ですが、流用問題を機に「北海道は受けられない」との政府の意向が伝わってきたのです。

 明後日に道経産局へ要請する予定で、そのための聞き取りへ函館魚市場株式会社を伺いました。

 「東北の被災地復興が最優先と思ってます」と部長さんは話されますが、函館市の津波被害も小さくはありません。

 市場の大型冷蔵庫は使えなくなり、朝市の商店街も浸水し、トラックがホテルに突っ込むなど、函館にも被害が及びました。

 道から、グループ補助金が活用できるとの話も受けて書類や見積もりなどの準備をしてきた矢先でした。

 本来は一般会計で予算化すべきものへ、いわゆる復興財源を用いてきたこと自身は大問題ですが、それが本当に被害を受けた地域があおりを受けるのでは本末転倒です。

 明日も聞き取りを予定していますので、しっかり明後日の要請に反映させたい。

 夜には函館市の党支部をまわり、「必ず北海道の議席を勝ち取りましょう!」とガッチリ握手。

 函館は少し雨も降ってますが、明日も元気にがんばります!

 【今日の句】 太陽と いうより中身は 北風だ

0 件のコメント:

コメントを投稿