2012年11月14日水曜日

この声を届けに必ず国会へ

 函館駅から特急に乗ろうとした矢先、鳴った電話から聞こえたのは「首相が16日に解散」。緊張感が高まりました。

 野田首相は党首討論で、子どもの時の通知表の話をしたようですね。

 消費税増税に原発再稼働、マニフェストで約束したくらしや社会保障に関するものは破り続け‥‥国民からの通信表は、とても合格点など上げられないのではないでしょうか。

 気持ちを新たに、告示の日を迎えたい。

 北海道に九年間なかった、日本共産党の衆議院議席。

 道民の声を届け、新しい政治を示す議席を、何としても勝ち取ります!

 今日まずは、向かった先は汐首岬。本州と北海道のとの最短距離であり、おのずと大間原発からも17kmと最短距離に当たります。

 汐首岬のある旧戸井町(現函館市)は大間町との姉妹町でもあり、以前は連絡航路もありました。

 人的にも文化的にも、経済的にも交流があった地域であり、大間原発の建設にも無関心ではありませんでした。

 建設計画のころから当時の町議会で質問をしていたのが、日本共産党の原田有康さん(現・渡島檜山地区委員長)。

 福島県でもそうでしたが、原発の危険性を議会で指摘してきた、その中には日本共産党議員の姿があります。

 写真ではわかりにくいかもしれませんが、確かに肉眼でも建設中の大きな原発が見えました。

 隔てるものがなく、風も戸井の方へ吹いていて、過酷事故があれば打撃は深刻となるでしょう。

 原田さんの車に乗って、高橋佳大8区予定候補・市戸ゆたか函館市議とで戸井漁協に向かいました。

 赤旗日曜版でもコメントをいただいた森祐組合長さんとの懇談でも、大間原発への不安はくりかえし聞かれました。

 マグロで有名な戸井町や大間町ですが、戸井漁協ではババガレイの価値もつけた取り組みをおこなっていました。

 ところが需要側でブリへの期待があり、始めた活〆ブリが人気が出ているというから、なかなか難しいものです。

 被災地へ100隻ほどの船を送られたと聞き、やっぱりあとは政治の力で復興への道筋をつけなければいけないと痛感しました。

 午後には、昨日に続きグループ補助金の問題で、函館北栄株式会社さんを訪れました。

 荒木雅人社長さんからは、津波被害のことだけでなく、地元業者さんや全国の異業種との連携による商品開発などの努力も伺いました。

 津波被害に加え、福島原発事故で外国観光客が大きく減ったこともあり、経営や雇用に与えた生々しい影響も伺いました。

 それでも荒木社長さんは、先ほど触れたような様々な努力もおこない、前向きに経営を立て直そうとしている時に、グループ補助金の話があったと言います。

 「ギリギリの零細企業にとっては、新しい設備にするにも経営が大変になる。いけすや冷蔵庫など、リースもしながらがんばってきた」

 水産関係の業者にとっては命の冷凍車も、軽トラなどで代用してしのいできたと言います。

 津波で店舗の1階は水浸しになり、写真のような冷蔵庫はじめ厨房はまったく使えなくなったそうです。

 被害にあった、本当にギリギリの要求なのに、どうして政府は認めないと言うのでしょう。

 東北3県の大きな被害を優先するのは当然ですが、本来被害にあった業者にまで流用問題が理由で補助が回らないのは理屈に合いません。

 金額の大小ではなく、1社・1個人にとっては、被害は重大問題なんです。

 函館市からも実態を伺い、明日への要請に備えました。

 明日は室蘭市でJX日鉱日石室蘭製油所撤退問題で調査をおこない、夕方に札幌でこのグループ補助金の問題で要請します。

 【今日の句】 この声を 届けに必ず 国会へ

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