2012年11月12日月曜日

この声を、政府は受け止めよ

 下の子が水ぼうそうになり、朝から病院に連れていき‥‥小さい子を持つ家庭では避けて通れないこととは言え、仕事との調整はやっぱり大変です。

 ひとり親家庭なら、もっと大変なことでしょう。

 昨日、札幌北区の福祉後援会に太田秀子2区予定候補と坂本きょう子札幌市議と参加し、その席で「生活保護に関する手記と事例」をいただきました。

 そこには母子世帯の方の、このような手記がありました(一部割愛しています)。

 「私は、母子家庭で、2人目を妊娠したことをきっかけに生活保護を受けています。

 出産して1ヶ月ですぐに、就労指導を受けました‥‥子供が居ると、急に休みますよね‥‥と面接も受けさせてもらえないことがあり、子供を抱えながら仕事をして生活することが、どんなに大変なことか。

 働き出しても、保育園に預けると朝少しでも熱があると預かってもらえないことや、働いている途中で子供が熱など出すと、早退しすぐに迎えに行かなければ行けないことが多々あり、満足に働けないのです。

 努力が足りないと言われ生活保護を停止され、最低生活を割り込む収入での生活を、余儀なくされた方もいます。

 私たちは働きたくなくて、保護を受けているわけではありません。

 働きたくても、仕事がないのです。

 このやり切れない気持ちを、わかってもらえない辛さは、はかりしれません」

 芸能人の事例をもとに、生活保護バッシングが強められ、このような方々がどれだけ苦しんだことか。

 政府・民主党は、生活保護制度の見直しを進めています。

 自民党も「維新」も、生活保護については厳しい態度を取っています。

 彼らは、このような声をどう受け止めるのか。

 「真に困った人は助ける」と言いますが、今でも捕捉率は低く、実際は保護課窓口でも追い返される事例も少なくありません。

 札幌市白石区であった姉妹孤立死のような、悲しいことも全国各地で起こっています。

 先ほどの手記でもあったように、見直すべきは労働環境や子育て支援!

 生活保護制度の一方的な「見直し」は、さらに生活苦が増すばかりです。

 絞り込むなら、大型開発の公共事業やムダな軍事費など、メスを入れるところは他にあるではないですか。

 命とくらしをまず守る、生存権を守る、当たり前の政治にしなければ!

 【今日の句】 切り捨てて 平気で絆と 言わないで

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