2014年3月9日日曜日

3年という時間の重み

 震災・原発事故から3年を控えて、この土日は催し物がたくさんでした。被災日はもちろんですが、被災者・被災地支援などが日常的に進めばなぁ‥‥とも感じます。

 それには民間だけでなく、政治の責任が大きいと思います。

 安倍首相が福島県で「復興が前に進み始めたことを実感」とコメントしたようですが、前にも進めない生活をしている人が多く残されていることこそ、コメントの中心に置いてほしい。

 もちろん復興へ向けた努力をしている地域も方々もいるし、そのための応援を政府がおこなうことは当然だと思います。

 だけど、だけど。

 昨日、注文して届いた写真のDVD。

 「原発をなくすいわき市民の会」作成のものですが、今だ帰還できない方々の実態、収束作業にかかわる労働者の実態、その労働者を励ます活動‥‥など、リアルな福島の状況が伝わってきます。

 ぜひ、ご覧いただきたい!

 まだ事故は収束していないどころか進行中。

 いろいろと口に出せないことが、避難者も残った方も、東電社員でも下請け会社で働く人も、あるんだと思います。

 それを線引きせず、一部の人や企業だけが儲かる仕組みではなく、きちんと政治が責任を負う。

 このDVDを、青年たちの集まりで紹介したら食い入るように見ていました。

 青年たちは、多くの方は、政治のウソを見抜いています。

 そこに新しい社会をつくる力も蓄積されてきていると思います。

 原発被害者のみならず、仮設住宅で割り切れない思いを抱えたまま住まれている方もいるでしょう。

 自分に何ができてきたのか、あらためて考え直すと心が痛みます。

 現地に行くことだけが支援の姿ではない、と頭ではわかっていても。

 私は私の持ち場で、ベストを尽くすことしかないのでしょうが‥‥。

 まずは原発再稼働や新増設などを止めないといけないし、被災地・被災者優先の予算に変えないといけないでしょうし、北海道でも心ひとつに被災地と連帯する世論をつくらないといけないし。

 3年という時間の重みを、ブログを書きながらつくづく感じています。

 【今日の句】 なきものに するな被害は 続いてる

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