2014年8月24日日曜日

新自由主義に農業を奪わせるな

 打合せのためJRに乗り、空知地方の水田風景が目に飛び込んできました。穂の頭も垂れ始めているようで、農家の方も実入りや品質の期待・心配をされているんでしょうね。

 TPP交渉は停滞気味ながら、米国と年内に合意したい日本政府の意向など、いろんな情報が飛び交っています。

 TPP=新自由主義経済の究極的形態。

 ウルグアイラウンド合意から、すでに日本の農業政策は新自由主義の方向へ舵が切られてきましたが、このTPPは合意させてはならない。

 農地など農業資本を集約させ効率化する市場の論理が、はたして農業=食料生産に適切なのか。

 アメリカでさえ、9割は家族経営とされています。

 ヨーロッパでも、非家族農業経営の割合は高くない。

 賃労働による資本家的農業経営ではなく、家族労働力を中心とした家族農業経営が、やっぱり基本と言えると思います。

 巨大アグリビジネス資本が、世界の食糧システムを支配して本当にいいのか。

 利潤追求が資本の論理である以上、不採算部門からの撤退はありえることです。

 誰が、この美しい水田風景を守るのか。

 誰が、国民の食=命を守るのか。

 新自由主義に農業を奪わせるな!

 【今日の句】 納豆と ご飯に喜ぶ 子がうれし

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