2018年8月29日水曜日

市街地も農村でもオスプレイNO

 来月10日から、北海道各地での日米共同訓練が計画されています。MV22オスプレイ参加の訓練は中止をと、道や道防衛局へ要請しました。

 道には菊地葉子・佐野弘美の両道議と佐々木とし子道議予定候補(帯広市)、道防衛局には加えて太田秀子札幌市議・藤田俊輔恵庭市議・森つねと道議予定候補(札幌中央区)らで、要請項目は実施中止とともに情報公開や住民説明、体験搭乗をしないこと、北海道での軍事訓練の拡大強化をしないこと--などです。

 昨年も実施された、この訓練名はノーザンヴァイパー(NV)。ヴァイパーとは毒蛇との意味のようで、転じて「腹黒い人」という意味もあるようです。腹黒いのは道民ではなく、戦争できる国づくりへ進む安倍首相そのものではないのでしょうか。

 道防衛局には、私から「そもそも目的は沖縄の負担軽減ではなく、陸自と米海兵隊の相互運用性の向上ではないか」と強調しました。結局は作戦や運用の一体化となります。いっしょに海外で軍事活動をおこなうことになるではないか、戦争できる国づくりではないのか。道防衛局は、沖縄の負担軽減につながるとくりかえしました。

 佐々木とし子さんは、帯広市上空からの写真を示しました。帯広駐屯地の周辺には、幼稚園から大学まで15もの教育機関が密集する住宅地です。オスプレイの補給拠点とされていることを市民は先月まで知るすべもなく、広がっている不安の声を佐々木さんが代弁しました。道防衛局は、安全や情報提供に努めるとの回答でしたが、まったく不安解消とはなりません。

 加えて私からは、昨年に引き続く上富良野(昨年は天候不良のためオスプレイは未飛来)、新しく演習地とされた矢臼別とて住民や農家が不安を抱えていることを訴えました。矢臼別演習場では、沖縄県道104号線越え実弾訓練が移転されて20年を越えて、当時の「訓練は同質・同量」という約束も守られず訓練の固定化・拡大ではないかと批判もあがっています。沖縄の負担軽減を口実に、北海道はじめ全国で訓練が拡大していくことなど許されないと強調しました。そもそも沖縄の負担軽減は、真っ先に米国に求めるべきことではないのか。

 高橋知事は、オスプレイ訓練を容認なのでしょうか。北海道を有力な演習場と考えているのでしょうか。憲法9条を改悪して、戦争できる国づくりに加担する北海道にはさせません!

 【今日の句】官邸の 上を自由に 飛ばせるか

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