2018年8月27日月曜日

国富の喪失

 月曜日は朝宣伝からスタート、道原発連の宣伝・署名行動にも参加。署名する方が多い! 道外の方からも「いいですか?」と声をかけられました。

 今日の北海道新聞では、2014年に福井地裁で大飯原発再稼働差し止め判決を出した樋口英明・元裁判長のインタビューが掲載されていました。宣伝で私から紹介もしました。

 この訴訟で争点となったのが基準地震動。地震に耐えられる設計かということですが、判決前の10年で、基準地震動を超える地震が実に5回も起きているのです。日本の原発は、各地で危機一髪だったと言えるのではないでしょうか。

 この事実ももとに樋口さんは「真の保守にも革新にも、納得してもらえるように」と「国富の流出」について次のように書いたのでした--「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」--。

 福島で故郷に戻れない現実。故郷を避難してきた方々の苦しみ。責任を逃れようとする東京電力や政府。そのうえ賠償金の原資には、柏崎狩羽原発の再稼働を見込むという理不尽さ。ここまでの現実を前に、原発を正当化する理屈は何なのでしょうか。使用済み核燃料だって処分方法は決まっていないのに!

 安倍首相が自民党総裁選への出馬を表明しました。憲法改悪や消費税増税などとともに、原発再稼働では石破氏も同じ土俵にいます。やっぱり自民党政治を大元から転換しなければいけないと痛感しています。新しい政治に本気で変えたい。

 【今日の句】帰れない 痛みを総理 知ってるか

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