2018年9月26日水曜日

あっという間の3週間

 今日は日高町へ義援金をお届けに行きました。計算したら、地震発生の日から移動距離が2000kmを超えました。運転するスタッフに感謝です。

 2000kmというのは、直線距離では北海道・知床から種子島まで、高速道路でも青森から鹿児島までのようなので、ほぼ日本を縦断したこととなります。移動しながら電話で状況を聞いたり、行く場所を特定していったりと、あっという間の3週間でした。この間の聞いた声や実態を携えて、明日は上京して政府交渉をおこないます。
 さて日高町には、菊地日出夫・真壁悦夫の両町議(菊地さんは党日高地区の委員長でもあります)とでうかがいました。大鷹千秋町長に「全国からの募金をお届けに来ました」と目録を手渡しました。

 14日に来たときは町営球場のがけ崩れが心配で避難指示が出されていましたが、照明塔やフェンスなど90トン分(!)を撤去することで負荷を減らして避難指示を解除されました。水道も復旧し、今は隣町むかわ町へ職員を派遣し始めています。とはいえ半壊家屋が多い日高町で、大鷹町長さんからは「被災者生活再建支援法や災害救助法を、使い勝手良くしてほしい」との要望もうかがいました。

 JR北海道が、日高本線は国の支援も受けて鵡川までを復旧することも話題になり「そもそも3年前の被災が、日高本線が止まった理由でした」とも述べられました。そうなんです、地震による被災を復旧するのなら、高波による被災を復旧する理由はないのです。国に反映させますと、私からも述べました。

 札幌に戻り、道原発連のチェルノブイリデー宣伝にも参加しました。30分で40人もの方が、泊原発再稼働反対の署名に応じてくれました。とても関心が高いのは、やっぱり大停電を経験したからだと思います。これを機に原発再稼働というのはまったく逆で、厚真火力発電にしても泊原発にしても一極集中型の発電ではリスクが大きいことを、多くの方が気づいています。進めるべきは原発再稼働ではなく、電力供給減を分散化していくことです。

 私からは、高橋はるみ知事が厚真火力発電所の耐震について、震度5相当でしかなかったことを知らなかった答弁について触れました。多くの道民が知らなかった事実と、道庁で知らなかった事実というのは重大さが違います。何かにつけ国の基準などを持ち出す高橋知事ですが、道として主体的に掌握することに後ろ向きだったのではないでしょうか。

 バタバタしながら準備して、明日は東京へ向かいます。

 【今日の句】秋空を 楽しむ余裕も 少しずつ

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