2018年9月27日木曜日

復旧・再建へ政府要請

 地震被害についての政府交渉やヒアリングを紙智子参院議員にセットしてもらい、いっぱいの声や要求を政府へ反映させました。1つでも前進させていきたい。

 私のほかに北海道からは、太田秀子札幌市議・吉岡ひろ子札幌市議予定候補・北村修むかわ町議が参加。国会からは紙智子参院議員に加えて、岩渕友参院議員の秘書が同席しました(岩渕議員は、国会の海外視察中なのです)。

政務三役への要請では、内閣府の山下雄平政務官に対応いただきました。吉岡さんは清田区里塚の写真も持参し、住民の生活や住宅の支援、市とともに復興へ向けて力を発揮してほしいと訴えました。太田市議は新しい住宅に移るだけのお金もない方がいる実態を、北村町議は灌漑施設が壊れて来年の営農に不安が広がっている状況を訴えました。

 私からも、厳しい寒さを迎える前に住宅が確保されるよう国としても力を発揮してほしいことを中心に訴えました。山下政務官は「早く激甚災害指定できるようにしたい。希望に応えられるように努力する」と応じました。紙議員からも、重ねて支援の強化について触れられました。

 その後は各省に対してヒアリングや要請をおこないました。内閣府には、くらし・住宅関係です。みなしも含めた応急仮設住宅について「スピード感もって供給できるようにしたい」と答弁があり、札幌東区で避難所が閉鎖された問題では太田市議から「じゅうぶんな説明が尽くされないまま、住宅の確保も苦労する方が残されている」と実態を告発。党としても札幌市にも訴えていくものの、このようなやり方について国としても把握をと求めました。

 国土交通省には、復旧事業や観光振興について。吉岡さんは、清田地域で民有地の土砂撤去が市民負担にされている実態を訴えました。国交省や環境省に、民有地でも市町村の事業として撤去することへの補助事業があり、清田のケースでも適応できる可能性があることも確認しました。この点も札幌市へ迫っていきたいです。

 農林水産省は、農業などへの被害に対する支援について。北村町議から、収穫時期だけに応急処理をしながら作業している農家の現状や、共同施設も建築年数にとらわれず支援してほしいことなどを強調しました。農水省からは「一定の要件はあるが現場で相談したい」との答弁でもあり、関係機関などと連携して前進させたい。酪農家の生乳廃棄への支援策については、紙議員と私からも「ホクレンが実施する見込みなのだから、国もいっしょに支援を」とくりかえし強調しました。

 最後に経産省には、中小企業支援と北電による全域停電の検証について求めました。グループ補助金を今回の地震でも実施することや、西日本豪雨で始まった小規模事業者に対する事業(被災地域販路開拓支援事業)を北海道でもと私から求めました。いずれも検討するとの旨で、さらに北海道からの声を大きくする必要があります。

 北電の全域停電については「検証をスピード感もって進める」との答弁に、国の責任も含めて問うたことには「事実関係を把握することが最優先」と応じました。北電の大規模一極集中は国としても知っていたことなのですから、道民からの批判も受け止めて供給源の分散に国としても役割を発揮すべきことを求めました。もちろん、この機に乗じて泊原発の再稼働など認められません。

 限られた時間で、できる限りの声を反映させました。なお残った要望や制度の改善や充実が必要な問題もあるし、国会と連携して改善などへ進めたいです。北海道でも声を大きくして、国会論戦と結んで切り開きたいと思います。結果を知らせるチラシも、大急ぎでつくらなければ。被災地での不安を、少しでも解消できるようにと明日からまたがんばります。

 ただいま北海道へ戻る飛行機のなかで、このブログを書き終えました。機内Wi-Fiがあることで本当に助かります。

 【今日の句】限られた 時間がとても 身に染みる

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