2019年3月11日月曜日

哀悼の意を表しながら

 石巻市出身の私にとって(もちろん誰にとってもでしょうけど)絶対に忘れられない東日本大震災。胆振東部地震を経験しての震災8年目は、新たな決意の日ともしたいのです。

 仮設住宅に住み続けている方、移った災害公営住宅での環境に慣れない方、家を直せない在宅被災者と呼ばれる方、家は無事でも生業が困難なままの方‥‥時が経つごとに、それぞれの苦難や要求が多様化してくる現実があります。もちろん政治の力は大事ですが、コミュニティの力も大切であることを、厚真町などをまわるたびに痛感してきました。

 いつ襲ってくるかわからない、自然災害列島の日本。日ごろの備えとともに、万が一の時に乗り越える力は「集団の力」だと思うようになりました。先週も書きましたが、東松島市で活動するTTTの青年たちが、そうやって乗り越えてきたことに深く学びたいのです。

 加えて福島第一原発事故で、多くの方の人生が一変してしまった現実。しかも心ない言葉で中傷したり、逆に根拠ない「復興は順調」という言葉などが、どれだけ避難された方を苦しめてきたのか。ましてや東電が賠償責任を放棄するようなことなど、あってはならないと思います。国だって不合理な線引きをせずに、憲法に定められた基本的人権を守る立場に立った真の支援策を進める必要があります。

 札幌駅前で宣伝と、追悼の集会をおこないました。泊原発再稼働の是非を問うシール投票をしましたが、反対に貼る方が多数。賛成に貼った方でも「原発を止めることが現実的にできるならいいんだけど」と、本当なら原発に頼らないほうがいいという思いも聞きました。もちろん私は原発ゼロに向かうべき立場ですが、じっくり多くの方と語り合って合意をつくることが大切なんだと思うのです。

 あらためて亡くなられた方に、心から哀悼の意を表します。行方不明の方が多数いる現実を前に、ご家族の悲しみを思うと言葉もありません。くらしと生業の復興へ、政府が力を尽くすことを求めます。

 追悼の前後で、今日は札幌東区へ。平岡だいすけ・太田秀子の両市議と宣伝にまわると、寒いなかでもチラシを受け取ってくれる方が多いこと! 赤ちゃんを抱いたお母さんが平岡市議に駆けよって「本当に消費税増税は困ります。子育てしやすい札幌にしてください」と話す一幕も。「あなたが本物?」と太田市議の顔を見ながら激励して通っていく女性の姿もありました。

 若さとパワフルな行動力で、1期目ながら大活躍してきた平岡だいすけさん。新婦人の活動を生かして、くらしの声を届け続けてきた太田秀子さんは市議団政調会長でもあります。東区に必要な2人の議席を再び勝ち取らせてほしいと、私もマイクを握って訴えました。

 明日は豊平区へ。せっかく溶けてきたのに、また雪が降る?かもとの予報。明日は今日以上に厚着しながらがんばります。

 【今日の句】あの時の 胸の痛みも 忘れずに

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