知事選・札幌市長選の予定候補による公開討論会がおこなわれ、違いがクッキリしています。今日は札幌市長選討論会に私も足を運びました。先日は札幌青年会議所、今日は北海道新聞社が主催です。
知事選は報道の範囲ですが、違いがハッキリしたのがカジノ・鉄道・原発。石川ともひろさんはカジノによる経済振興よりも「魅力あふれる自然と観光の可能性」に触れて、子どもと大人が一緒に遊べる施設をと訴えました。JR北海道の路線見直しも、観光客の増大にそなえて鉄路を残していくことが必要だと指摘。原発は明確に「脱原発の立場」と表明しました。
対して鈴木なおみちさんは、カジノの効果や影響について「総合的に検討」、JR北海道の路線見直しも「全道の公共交通の再編を道民目線で考えていく」、原発は「将来的には依存しない」と、あいまいな回答と映ります。自民・公明の推薦を受けている事実が、このように表れました。
札幌市長では、昨日の討論会で秋元市長が「アベノミクスの評価」についてマルを掲げたのにはビックリ。景気がよいと実感していない人が多数のなか、安倍首相は「景気回復のあたたかい風が全国津々浦々に」と述べ、安倍首相だけが幻を見ているのかと思ったら秋元市長も同調していたとは。
今日の討論会では、秋元市長の再開発正当化の言明に違和感がありました。パートナーシップ除雪制度による町内会負担を「自助・共助・公助の考えから必要」と言いながら、大型開発や民間投資への税金投入に市民合意が得られると思っているのでしょうか。公契約条例についても「議会が賛同しない」と、議会に責任転嫁するのは現市長の態度としていただけない。では議会が賛成多数なら実施するつもりは、あるのでしょうか。
渡辺たつおさんは、①1000億円かけてつくるアクセス道路はやめて福祉の向上を、②公契約条例を実現して官から賃金引き上げを、③泊原発の再稼働は認めない、と政策の柱を表明。秋元さんから、アクセス道路で言えば市の実質負担は2億円ほどと主張しても「重要なのは優先順位」とガンとはねつけた渡辺さん。くらしと命が一番というスローガンの強調が、説得力もって聞こえました。
北海道と札幌市の舵取りを担う選挙だけに、道民・市民の立場にたった知事・市長をとの思いになります。知事選の告示まで1週間、市長選には10日間です。準備も慌ただしくなってきました。議員選挙で日本共産党を伸ばすことと、知事・市長選へのご支援も私から街頭で訴えていきます!
【今日の句】憲法を 大事にする人 選びたい
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