2019年4月15日月曜日

帯広駐屯地にも北海道大演習場にもオスプレイいらない

 昨日の暖かさから一転、雨の冷たさが堪える1日に。そんな寒さでも、帯広市・恵庭市・北広島市の各候補は元気でした!

 まず帯広市は、日本共産党は市議3議席から1議席増をめざします。道議選挙でも惜敗した悔しさを胸に市議候補も大奮闘、また党員・支持者のみなさんも雨のなか多く駆けつけてくださいました。
 
 7期目めざす、いなば典昭候補は党市議団の大黒柱。しっかりした調査力と分析力は、帯広市議会で随一です。今日も話されていた水道料金の値下げも、その仕組みなどを解明しながら実現したもの。いっかんして訴えてきた住宅リフォーム制度は、いまや経済規模50億へとなりました。今度は自然エネルギーを広げて地域の雇用を広げようと強調されました。

 時間の関係で応援に回れなかった杉野智美候補は、3期目の挑戦。子育ての願いを受け止めた論戦で、就学援助の入学準備金がなんと2倍になったというのですから驚きです。地に足つけた活動と質問は必ず実を結ぶのだと確信になります。市議団ただ1人の女性候補としても、何としても勝ち抜いてほしい。

 はりま和宏候補は2期目をめざします。1期目ながら毎回質問に立ち、党十勝地区での若き議員グループの中でも大切な役割を担ってこられました。経済的理由で進学をあきらめた自分の経験ももとに、学ぶ環境を帯広市でも充実をと訴えて、市独自の奨学金を拡充させる大きな力になりました。再選して、これまで以上の大活躍に期待です。

 現職3人に合わせ議席増に挑むのが大平りょうすけ候補。昨年の補欠選挙でも、あと一歩まで迫っただけに期待の声が寄せられています。子どもの貧困をなくそうと、みずから行動・調査してきた実力は地元紙でも報じられるほど。大平さんの議席が増えたら、市民の願いを実現する力はパワーアップ間違いなしです。

 定数29に42人が立候補するという、まさに多数激戦となっただけに何が起こるかわかりません。私からも候補1人1人の押し上げとともに、日本共産党全体が伸びてこそ政治を動かせると強調しました。市民と野党の共闘が進む十勝・帯広市で日本共産党が果たしている役割も大きいのです。何としても4議席を勝ち取らせてほしい。

 議席増をめざすのは恵庭市もで、帯広市からJRで駆けつけました。35歳コンビの藤田しゅんすけ・小林たくやの両市議予定候補です。恵庭市は晴れ間も出たため、傘もなく気持ちいい訴えとなりました。

 現職の藤田しゅんすけ候補は、新人1人議員のもとでも議会で大活躍の4年間でした。子ども医療費無料化の拡充、福祉灯油の実現など、どれだけ市民生活の支えとなったことでしょう。日本共産党2議席となれば会派として影響力が広がるだけに、引き続き市議会で頑張ってもらわなければなりません。

 その2議席目をめざすのが小林たくや候補。柔道2段の実力派で、まさに「気はやさしくて力持ち」を地でいくような候補です。みずから非正規雇用として働いた苦労をもとに、誰もが安心して働ける政治にしたいと立候補を決意されました。訴えも力強さが増して「がんばれ!」との応援の声も寄せられました。

 若い2人が励ましあい、時には競いあいながら政治を動かす現場にいることを頼もしく感じました。ちょうど一回り彼らより年上の私ですが、もちろん私もさらにがんばりたい。応援の訴えにも力が入りました。

 北広島市は板垣恭彦市議の後継となる人見てつや候補、3期目めざし永井もも候補、2期目に挑む山本ひろみ候補の3議席維持が目標です。北広島に着いて驚いたことに、永井候補の応援に小岩均道議が応援のマイクを握るとのこと。しかも小岩事務所前のスペースまで貸していただき、議員選挙でも野党の共闘実現という運びに!

 小岩道議からは、野党がいっしょに知事選挙をたたかったこと、石川候補が掲げた原発などの政策では一致していることなども紹介しながら、地域に根ざした活動を進める永井候補の支持を広げてほしいと呼びかけられました。本当にありがたいことです。

 永井もも候補は、消費税10%ストップ、高すぎる国保税の引き下げ、平和の問題でも憲法9条を守る北広島市の議席を--と訴え。私からも、永井候補が福祉の現場で働いていただけに「命を守ることの大切さを誰より知っている候補」として支持を呼びかけました。いつもハキハキしている永井候補に、ある女性からは「娘みたいな感じ。がんばってほしいの」と声もあがりました。

 山本ひろみ候補は、道職員の経験もあっただけに即戦力として1期目を駆け抜けてきました。ちょうど遊説場所がUR団地前で、山本候補から団地住民から聞いた要望をUR機構や道などへも届けて「私ができたんだから市もできるはず」と迫ったエピソードは初めて聞きました。行動力抜群で、いろんな共闘の場面にも参加してきた山本候補の議席も欠かすわけにはいきません。

 人見てつや候補は、ご自身が介護職場で働いていた経験もリアルに紹介しながら「やりがいある仕事なのに、低賃金や労働条件が悪いために長く続けられない」現状を変えたいと強調されました。北広島駅前では、訴え終わったとたんに聞いてくれた方に支持を呼びかけるため駆けだしました。板垣市議の議席を守るための必死さが伝わってきて、誠実に市民の声を届けられる人見さんを押し上げてほしいと力を込めました。

 ところで、まわった各地で応援に駆けつけている札幌の議員・候補とも会えたのは嬉しいことでした。佐野弘美・前道議は山本ひろみ候補カーのアナウンサーを務め、恵庭市では長屋いずみ札幌市議が藤田しゅんすけ候補の応援に懸命でした。ほかにも全道で同じような支援がされていて、前半戦・後半戦が一体になってたたかうのは日本共産党の良き伝統であることも、この機会に多くの方に知ってほしいと思い記すことにしました。

 今日の3市では私から、来年1月からオスプレイも含む日米共同訓練が計画されていることについても触れました。帯広は周辺に学校なども密集する駐屯地が補給拠点とされ、恵庭や北広島を含む北海道大演習場での訓練がおこなわれることになるのでしょう。昨年は胆振東部地震が起きて中止となったのですが、冬の天候悪化が心配される時期にオスプレイ訓練だなんて容認できない。関係3市で中止の声をあげようと呼びかけました。

 地方選挙だから地方の課題だけを訴えればいい、というものではありません。国政によって社会保障制度や地方財政は大きな影響を受けますし、このように訓練の問題も直面することになります。安倍政権を変えなければいけないとの思いは、地方都市だからこそ痛感することがいっぱいあるのです。明日は厚真町から苫小牧市、室蘭市・登別市と胆振方面で押上げです。

 【今日の句】安全と 言うなら官邸 上空を

0 件のコメント:

コメントを投稿