2019年4月16日火曜日

どこも欠かせない

 今日から町村議選もスタート。昨年の地震で大きな被害を受けた厚真町では、伊藤ふじお候補が再選めざし、私も応援に。その後は苫小牧市・室蘭市・登別市へ!

 何度となく足を運んだ厚真町ですが、今回は「この議席はなくすわけにいかない」との思いがいっそう高ぶりました。地震が起きた日、ポケットに1枚の紙を入れて町や住民の情報を書き綴った「命のメモ」を今も思い出します。被災者支援に駆けまわった伊藤ふじお候補に引き続きがんばってもらいたく、町村議選・初日の応援は厚真町と決めていたのです。

 伊藤候補の住居があるルーラル地域の門脇自治会長さんからは「伊藤さんは逃げなかった」と話されました。何をしたらいいかわからない、たくさんの要望があるのを抱えきれないという議員もいることでしょう。しかし伊藤候補は、くり返し足を運んで実態を聞き、必ず議会でも取り上げ、議会報告会も毎月ひらいてきました。この「逃げない」姿勢が、大きな信頼となっているのです。

 伊藤候補は「町が元気になるには復興の見通しが見えてこそ。私は逃げずに取り組む」と、激励を受けて力強く第一声。何としても伊藤候補を再び議員として働かせてほしいと、私も心を込めて訴えました。(結局、厚真町は無投票当選となりました)

 続いて苫小牧市は改選比で現状5議席維持が目標ですが、昨年の補欠選挙で当選した原さんの議席が含まれているため、前回比では1議席増となります。しかも新人の森本けんた候補へバトンタッチもするわけですので、これまでにない規模で支持を広げなければなりません。道議選挙では松橋ちはる候補があと一歩まで迫り、この勢いをさらに広げることがどうしても必要なのです。

 まだ20代の森本けんた候補は、若さとともに力強い訴え。森本さんは弟2人を養うためにコンビニのバイトをかけ持つなど苦労していたときに日本共産党と出会って、政治を変えようとの呼びかけに応えて入党されました。森本候補の「若い力に任せてください」との話が多くの青年たちに届けば、もっと政治を身近に感じてくれるのではないでしょうか。まっすぐ未来に向かっている姿に、私のほうが勇気づけられました。安平町の三浦恵美子町議がアナウンサーとして、一緒にまわっていましたよ。

 富岡たかし候補も6期目めざすベテランながら、力の入った訴えが街中に響きました。通りすぎる車からの激励や、道行く方からの握手もありました。いつも明るく励ましてくれて、私も富岡さんに何度助けてもらったことか。日本共産党地方議員は分け隔てしなく温かい方ばかりですが、富岡さんの笑顔に多くの方が救われてきたことは間違いありません。岩倉市長と厳しく論戦してきたことや、児童相談所分室の実現を勝ち取った訴えに「がんばって」の声援も飛びました。

 原けいじ候補は、昨年の補欠選挙で定数2のなか見事初当選。勤医協苫小牧病院に勤めて命の大切さを肌身をもって実感し、その専門性も生かした議員活動をスタートしたばかりです。「国民健康保険料が高くて、保険料を払ったら病院に来られない」実態についても詳しく、まさに市民の命の守り手として頼りになります。昨年の補選はカジノ誘致反対で多くの期待が寄せられただけに、この民意を引き続き託してほしいと強調もされました。個人演説会には多くの方が来てくださいました。

 工藤りょういち候補は2期目をめざします。地域に根ざした活動を進めて、身障者車椅子専用市営住宅を新たに25戸も建設する道を開きました。幅広い方から応援されているのが工藤さんの特徴で、ビラにある応援メッセージには樹木医、在宅支援施設長、いいものネットワーク北海道のみなさんの名が並んでいます。演説中には業者のお知り合いから、なんとイチゴの差し入れも! 生協に勤め、働く仲間の労働条件改善に力を注いできた工藤さんへの信頼の厚さを実感した1コマでした。

 5期目をめざす党市議団代表の小野寺ゆきえ候補は、例えるなら「苫小牧の太陽」。誰にでも笑顔で接する小野寺さんは、他会派の議員からも信頼されている存在です。中小企業振興条例から紙おむつ収集無料化まで、幅広い市民の声を届けて実現する力も折り紙付き。党市議団のカナメとして、引き続き力を発揮してほしいのです。特にカジノ反対には小野寺候補も声を枯らしながら訴えて、聞いていた方からも「カジノはダメだよ」と声があがりました。

 道議候補だった松橋ちはるさんも、自分のリベンジのごとく市議候補の応援に懸命でした。市長がカジノ誘致に前のめりのなかで、止めるには市議会で日本共産党の議席が増えることが一番です。まさに大激戦の様相になっていて、私も各候補を押上げるため懸命に訴えました。

 室蘭市には夕方に到着。現有2議席(ときわい茂樹・田村のぶなり)確保が目標です。鉄鋼業が盛んな室蘭市ですが、近年は鉄需要の減少などもあり業務縮小や撤退の動きが続くなか、市民生活は白鳥台でスーパーがなくなるなど不安の声が広がっています。しかも議会では、市長提案の予算や議案には100%賛成という状況で、「ダメなものはダメ」という日本共産党2議席は大きな値打ちをもっているのです。

 ときわい茂樹候補は6期目の挑戦。ときわい候補が市民とともに行動して、JR鷲別駅の無人化をストップさせたのは大きな実績です。市民生活の守り手として、国民健康保険税の引き下げや消費税10%阻止しようとの訴えは力強い。ときわいさんとは12年前、私が初めて立候補したときに大変お世話になった方なのです。気を使っていただき、室蘭に来たときには多くのことを教えてもくださった私にとって大きな存在でもあるだけに、何としても引き続き市議会へ送ってほしいと力を込めました。

 お世話になった、という点では田村のぶなり候補も同じです。国会質問のときに資料も寄せていただいたり、同じく12年前から多くのことを教えていただきました。いま室蘭市では市立病院と日鉱病院などの統合の話があるとのことで、市民の立場で議論を尽くすことを今日は訴えられていました。提案してきた共同墓が実現して、すでに700超の方が申し込まれているということも聞いて驚きました。市民の声をつぶさに聞いて、1つ1つ実現するまで粘り強く取り組む議席が引き続き必要なんです。

 苫小牧は暖かかったのに、室蘭では冷たい風がビュービュー! それでも党員・後援会員のみなさんが来てくださって、候補には大きな声援が飛びました。激戦になっているもとで、ぜひとも2人とも議席を勝ち取ってほしい。

 夜は登別市で、佐々木くみ子候補の個人演説会にお邪魔しました。登別市は、わたなべ勉候補と2議席確保をめざします。佐々木さんは3期目の挑戦です。管理栄養士の資格を持つ佐々木さんは、いつも住民目線でがんばってきた候補。就学援助の入学準備金を前倒し支給できるようにしたり、地域の施設であるクリンクルセンターの存続にも力を発揮されてきました。

 「佐々木さんと同じ職場だったのよ」という方も含めて、30~40人くらいは来てくださっていたでしょうか。佐々木さんの話を聞かれる真剣な姿に、「再び議会で働いてほしい」という期待が広がっているんだと実感しました。私からも、市民の味方として奮闘してきた佐々木さんの実績も紹介しながら、あわせて安倍政権を変えていく結果を出すために日本共産党2議席の実現をと呼びかけました。

 候補1人1人を詳しく書いているのは、個性も実績も豊かな方ばかりだからです。政党なので政策は共通して語るものはありますが、町の姿が違えば候補の主張も変わってきます。それをすべて聞ける立場にいる私が記すことで、各地の日本共産党地方議員が大きな役割を担っていることを知ってほしいのです。

 明日は定数増をめざす洞爺湖町と函館市へ!

 【今日の句】寄り添うの意味を 現場で知る日々です

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