ちょうど畑は秋まき小麦が青々と育っていました。昨年は低温・長雨の影響もあって作況が悪かっただけに、よい天気が続いている今年への期待も大きい。「でも『青田を喜ぶな』という言葉があるんだよ」と教えてもらいました。収穫の直前まで何が起こるかわからない。自然を相手にした農業の重みを、あらためて知る懇談ともなりました。
ところで後継となる息子さんは、公務員を退職して戻ってきたとのこと! 「収入は半分になるけどな」と笑うお父さんに対して、息子さんは「親の姿を見ながら育って、やっぱりやりがいがある仕事だと思って」と話をされていました。こういう思いで、どの農家のみなさんも農作業に向かわれているんですよね。
TPPや日欧EPAなど、日本政府は日本の農家が苦しむとわかっていても農産物の輸入を拡大し続けてきました。そして今度は日米FTA。「こういうことが続けば、また見通しが持てなくなるんだよ」の言葉は重い。食料自給率だって今は38%しかありません。国民の食料を他国にゆだねて、いざ「日本には輸出しないよ」「ほしかったら高値で買ってくれ」などとなったときに、どうするというのでしょうか。
このことにも触れて、北海道の食と農についても、この機会にいろいろと知ってくださいと呼びかけました。ちなみに札幌黄は肉厚で柔らかく、糖度と辛みのバランスがよく加熱後は甘みが強くなります。札幌市民でも食べる機会はそう多くないのですが、こういうことを通じて生産現場の努力と苦労を知ってもらいたいですね。
とことん食を大切にするのなら、外国への輸出ばかりに力を入れるのでなく、しっかり生産基盤を支えることが必要です。価格保障や所得補償の拡充を!
【今日の句】収穫の喜び きっと今年こそ
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