2019年5月13日月曜日

これでも大型増税をするのか

 内閣府が3月の景気動向指数の基調判断を「悪化」に引き下げ、中国は対米に最大25%の報復関税を発表‥‥これで消費税を上げたら、まさに自滅行為となりはしないか。

 この1~2週間が判断のとき、と私は見ています。菅官房長官は記者会見で、早くも追加経済対策に含みをもたせた発言をしました。増税するため税金をどんどん支出するとは、もはや行きづまりを告白したようなもの。増税しなければ、そのような支出もする必要はないはずです。

 これまでの消費税増税は、景気が良い時期や回復期と、一応は政府が判断していた時期におこなわれました。毎月勤労統計では実質賃金があがっておらず、今回の景気動向指数も「悪化」のもとで大型増税など、やっぱり自滅行為そのもの。自民党の萩生田幹事長代行が「崖に向かってみんなを連れていくわけにいかない」との言葉が本当なら、この増税はやめるべきです。

 代わる財源はつくれる!と、今日も朝から札幌市内での訴え。世論の力で変化をつくっていくことも重要です。あらためて増税の危険性も、変えるべき道筋も訴えていきたい。とにかく続けていくことです。ぜひ、まわりの方へもお広げください。

 かたや、維新・丸山穂高衆議院議員がビザなし交流の訪問団として行った国後島での懇談会で、戦争しないと領土は取り返せないとの発言をしていたことが明らかになりました。先週、隣接地域をまわって元島民の方などから話を聞いてきた者として、こんな発言が出ることが腹立たしいし、悲しくもなります。現地では、どれだけ苦労や努力を重ねてきたと思っているのか。

 「政治は言葉」と、よく言われます。暴言などは論外ですが、国の行き先を築いていく仕事は、思いつきやイメージの言葉で進めてはならないのです。そして言葉には、政治姿勢や人格も反映されます。私がブログにこだわって書き続けている理由も、ここにあります。丸山議員は、この後どのような発言をするのでしょうか。

 なんとも苦々しい思いだけが残ります。霧が晴れるように、明るく元気に訴えていきたい。

 【今日の句】ごまかしが きかない数字 並んだぞ

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