2019年7月10日水曜日

対ロ領土交渉は原則にかえって

 今日は釧路市・厚岸町・浜中町を駆けて、根室市・別海町・中標津町まで。夜はライトに照らされて、私の訴えで吐く息が白い! 寒さにビックリです。

 釧路に住んでいたこともある私。そういえば7月にストーブをつけた日もあったなぁと思い出しました。そういう中でも各地で話を聞きに来てくださる方がいるのが、本当にありがたいです。

 根室市まで来れば、やっぱりロシアとの領土問題について触れないわけにはいきません。誰が言ったのかさえ怪しい「外交の安倍」でありながら、ロシアとは進展どころか後戻りしてしまった感が強い安倍首相の対ロ外交。

 2島返還で決着しようという方針が明らかになって、ロシア側は「戦争の結果を認めよ」と要求してきました。これを日本政府として、明確な反論が見えません。譲歩を重ねたあまり、戦後処理の不公正を口に出せなくなっているのなら事は重大です。

 ヤルタ協定を口実に、旧ソ連は対日本へ参戦しただけでなく、千島諸島と北海道の一部である歯舞群島と色丹島まで侵攻してきました。しかし「領土不拡大の原則」が当時でもあったなかで、このような侵攻の後に占領するとは許されないはずです。

 この問題は、私が2017年2月の衆議院予算委員会で安倍首相を追及したことがあります。安倍首相は「それで1ミリでも交渉が進んだのか」と反論していましたが、原則的な内容については「委員が述べてるとおり」と認めています。そうなんです、日本政府としてもヤルタ協定の内容は認めてこなかったはずなのです。

 その根本が崩れている以上、まずは原則をたて直して交渉にあたらなければならないはずです。確固とした国民世論も必要ですが、現状は「わからない」という方も多い。政府のアナウンスも問われています。そして領土交渉が進むまでにも、国が原因で漁に出る海域が狭められて地域経済にも影響があるのですから、隣接地域への支援は必要です。

 外交でも行きづまっている安倍政権。対ロ外交だけでなく、米国にも言われっぱなしで戦闘機の爆買いや農産物輸入まで約束しているだろうほどの屈辱外交。これで国際社会から信頼されるのでしょうか。米国に従う姿ばかりが、世界では目についているのではないでしょうか。

 外交問題は、くらしに密着した問題であることを根室市で何度もうかがってきました。そもそも領土問題は国の主権にかかわる問題だし、根室市などに責任を負わせる問題ではないはずです。こういう点もしっかり訴えていきたいです。

 途中で、平和委員会がおこなっていた抗議行動にも顔を出しました。公道を戦車は走るな!との横断幕を掲げ、くりかえし行動してきた現地のみなさん。粘り強い活動で、夜間訓練も中止させてきています。大事なことは「あきらめない」こと。私も元気をもらいました。

 明日は弟子屈町などをまわり、オホーツク方面へ向かいます!

  午前中 中標津町から標茶町(虹別)・弟子屈町をまわります。私から車に乗りながら一言でも発します。
 12:25 斜里町・Aコープ
 13:15 小清水町・網走信金小清水支店
 14:05 大空町・東藻琴道の駅
 15:20 網走市・つくし3丁目道営住宅
 15:50 同・エコーセンター
 17:20 同・大曲2丁目市営住宅
 18:25 美幌町・シティ美幌店
 19:00 北見市・個人演説会(西地区住民センター)
        ※私の出番は19:30ころです!

 【今日の句】戦争で 取り返すなど 論外だ

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