高校生が各党に政策などを聞きたい!という取り組みがあり、私が応対すること約2時間。しっかり日本共産党のことも調べてくれていました。初めは緊張していたそうですが、最後には「政治っておもしろい」との感想も寄せてくれました。
きっかけはグループのなかの1人が、18歳投票権が始まったにあたり若者の政治参加をどう考えるか、ある議員と話ができたことだったそうです。仲間に呼びかけて各党の政策などを分担して学びあい、質問を準備して今日の日を迎えたとか。それだけの準備をしてきたこと自体がすばらしい。
質問は大きく分けて2つ。1つは「(候補や議員の)個人的なこと」で、「共産党に入ったのはいつですか」「どうして候補になろうと思ったのですか」「国会の傍聴はできますか」などで、あらためて湾岸戦争が起きたことを契機に平和の問題から日本共産党を深く知ったこと、信頼できる先輩が大学にいたことなどを話しました。
もう1つは政策面。「なぜ9条改定に反対なのか」から始まって、消費税や財源、原発と再生可能エネルギー、大学の授業料、「減らない年金」、選択的夫婦別姓と憲法の関係など、ちょうど私も明日からの室蘭地方キャラバンで使う自作「虎の巻」(統計資料や予算資料)を持っていたので、具体的な数字も使いながら話をしました。
昨年の参院選に行かなかった方や、その後の誕生日のため投票したことがない方もいるなかで、ずいぶんと調べたんだなぁとくり返し感心しました。そして必死にメモを約2時間も取り続ける姿も、またすごい。なるべく難しい用語は避けて具体的に話すことに心がけましたが、「わかりやすかったです」と言ってもらえてホッとしました。
初めに緊張していたのは「政治が遠いから」ということが、一番の理由だったと思いました。テレビに映る政治家が近寄りがたいとイメージもあるかもしれませんが、そもそも自分の生活との結びつきがよくわからないのだと思います。「若い人が投票に行く意味は何でしょうか」という質問もあったので、私から「自分の夢や希望をかなえるためや、自分が満足していても仲間や他の人たちが困っていることがあれば解決したいと思うことに、政治で代わりに声をあげてくれる政党や候補を選ぶこと」と答えました。
投票率が低いのは政治に関心がないからでなく、自分の生き方と政治がどう結びつくのかが見えていないからだと思います。高校生から学ぶことが多かった日でもありました。
【今日の句】自分だけという 政治家もチラホラと
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