2011年3月6日日曜日

嬉しい職訓センター存続

 民主党政権のもとで突然、廃止が打ち出された地域職業訓練センター。後で書くように、道内各地では譲渡されるなどで存続が決まりましたが、今日は苫小牧のセンターへ足を運びました。

 この時期におこなう「技能祭」に、昨年に続き参加です。

 玄関には、ご覧のように「存続が決まりました」。

 苫小牧では14,000筆もの署名が集まり、市民的な存続運動ともなりました。

 私も幾度も足を運び、実態や打開策を厚労省・北海道などへ要請もおこなってきました。

 国会議員団も、大門実紀史参議院議員・高橋千鶴子衆議院議員が取り上げ、厚労省は条件付ですが「無償譲渡」を決め、経過措置的に大規模修繕に備えた予算措置も盛り込みました。

 そして、道内4センターでは市や地域協議会として受け入れることもできた--というのが経過です。

 実は、太田専務さんや福森技能士会長さんとも記念写真まで撮って、今年も盛大な「技能祭」を開催できたことを喜びました。

 「存続が決まり、受講者の顔が明るくなった」とは太田さん。

 地元企業が力をあわせ、技術を伝え人を育て、そこで学んだ受講生が苫小牧を支えてきた。

 この灯を消すことは、苫小牧経済を底から支えた技術を消すことになるわけです。

 笑顔が戻ったことは、本当に私も嬉しい。

 せっかくなので時間をかけて、私も祭りを堪能しました。

 写真以外の場所でも、子どもたちが大工道具を使い、絵筆を握り、レンガを積み、タイルを貼り‥‥体験を通じて、社会の仕組みも理解されることと思います。

 政府に対する怒りの行動が相次ぐなかでしたが、久しぶりに嬉しい時間でもありました。


 【今日の句】 辞任して 幕引く歴史は 終えるべき

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