2019年4月22日月曜日

ムダなたたかいなど1つもない

 北海道での地方選後半戦は、市議で前回比-3(改選比-1)・町村議は前回比-7(改選比-5)という結果でした。新しい地方議員団といっしょに、公約実現に私も力を尽くします。

 ざっと後半戦の概況を紹介しておくと、北海道では88市町村に131人が日本共産党公認で立候補しました。党議員が空白だった自治体で(無投票を含め)当選したのは砂川市・奥尻町・上ノ国町・様似町・新得町、逆に落選や立候補者がいないため空白になった自治体は恵庭市・奈井江町・せたな町・厚沢部町・豊富町・幌延町・奈井江町・新冠町・新篠津村と広がってしまいました。北海道全体の議席占有率は7.89%から7.36%に低下しました。

 前回比で苫小牧市や北斗市・滝川市、岩内町や音更町などで議席を減らした一方、網走市や洞爺湖町で前回比1議席増、改選比では江別市や函館市、砂川市などで前進できました。自治体ごとに立候補状況など情勢も異なりますが、全体として議席を減らしたことは残念ですし申し訳ありません。ご支援いただいたことに、あらためて感謝を申し上げます。

 私も道内を応援にまわって、多くの激励が日本共産党に寄せられていることを実感しました。惜しくも議席に届かなかった候補でも、得票以上の期待はあったはずと思います。党の大先輩から「ムダなたたかいなど1つもない」と聞いてもきました。次のたたかいに、いっしょに力をあわせましょう。

 北海道では来月12日に石狩市議選の告示、6月には美唄市・深川市の市議選が告示されます。その後はいよいよ参院選。安倍政権へ審判をくだす大一番の選挙になります。沖縄では衆院3区補選で野党共闘のヤラ候補が勝利し、大阪での衆院12区補選でも自民党候補が敗れました。北海道では、私が安倍政治を変える先頭に立っていきたい。

 「だいぶ日に焼けたね」と言われるほど、地方選でも街頭から訴えました。個人演説会での応援も合わせると、箇所数は前半戦から200ヵ所を超えました。少しは体も休めますが、参院選告示まで2ヶ月と少ししかないだけに道内各地へ引き続き足を運びます!

 【今日の句】子どもらと 少しは会話 できる夜

4 件のコメント:

  1. 選挙戦、お疲れ様です。

    躍進したところもあれば、そうじゃなかったところもあり、全体としては厳しい結果だったんですね。

    衆院補選も沖縄3区はヤラさんが手堅く勝った一方、大阪12区は安倍政権を補完する維新が勝ってることから、実際には1勝1敗と捉えるべきかと思われます。

    前半戦も、道知事選で石川さんが負け、道議選では共産1減の上、自民が単独過半数という結果からも、相手側の勝因とこちら側の敗因を分析し、戦略を立て直さねば、参院選でも大敗するのではないか、という危機感を覚えています。

    道知事選の結果について、イメージ戦略が大きかったのではないか?
    という意見を、ツイッターで見かけました。

    当選した鈴木氏について、「若いのに東京から夕張に来て、苦労して頑張った人」「夕張市の財政再建に道筋をつけた」「若くて爽やかで、良くしてくれそう」というイメージが世間一般には定着してるのではないか、と。

    一方の石川さんの方は、私の姉や知人が指摘してましたが、「逮捕歴がある人にまかせられるか」という目で見てる人の方が、ずっと多かったのではないでしょうか。

    そういった固定化したイメージをあまり払拭できてなかったように思えます。

    また、野党全体が支持や議席を伸ばしきれないのも、野党側への負のイメージが定着してしまってる点もありそうです。

    先の知人は、「野党はだらしない」とも言っていて、それは何故かと聞けば、「森友・加計学園問題の追及や安倍政権の批判ばかりで、政策がみえてこない」とのこと。

    もちろん私自身はそうは思ってないですし、メディアの報道の仕方なんかも問題がありそうですが、世間的にはそのような目で見てる人が少なくはなさそうです。

    次に考えられるのは、民主党政権における失敗が、多くの人に大きな負のイメージがこびりついたままになってる可能性です。

    中でもとりわけ大きいと考えられるのは、「消費税は増税しない」と公約に掲げていたのに、野田政権では「消費税を増税する」と公約を破って方針を転換した上、自公とも合意して、消費税増税への道筋をつけてしまったことではないでしょうか。

    次いであげられるのが、政治主導のあり方を間違え、官僚を押さえつけるような方策をとってしまい、官僚の逆襲にあって政治や行政がうまくいかなくなり、方針を転換する羽目になったり、今の安倍政権の官邸独裁ともいえるような、官邸への権力集中の基礎もつくってしまったのでは、という点です。

    これらのことにきちんと向き合い、過ちを認めて謝罪する必要があると、小川淳也議員だったと思いますが、指摘をされていたかと思います。

    そして、私たち日本共産党について。

    やはりその党名ゆえか、中国や北朝鮮、ソ連などの旧東側諸国といった“共産主義国”に結び付けられたイメージを未だに持たれてることが少なくなさそうです。

    日本共産党がこれまでも事実を発信してきたことはもちろん知っていますが、自公と補完勢力側の攻撃や、いわゆるネット右翼の人達が根拠のほとんどない中国による日本侵略論等とあわせて悪印象を植え付けようと盛んに活動していることもあり、それを信じてしまう人も少なからず居るのではないでしょうか。

    また困ったことに、野党共闘を支持する人達の中でも、「共産党は本気で政権をとるつもりが無いんじゃないか」、「共産党が政権をとったら、私有財産は没収されるんじゃないの?」と思われていたり、「共産党の党名ではイメージ悪いから党名を変更すべき」という意見を唱えてる人を時々ツイッター上で見かけます。
    (私は「日本共産党」の党名を変更することは、これまでの歩んできた道の否定につながり、アイデンティティを失うことだと思うので、反対です。)

    こういった負のイメージや誤解、理解を得られてないという事実を、改めて解消していく必要があると考えています。

    共闘している各党の中でも、少し距離を置かれてる所もあるように感じます。
    改めて、相互理解をより深めていく必要があるかと思います。

    共闘する各党が互いに理解と信頼を深め、考えの違いを乗り越えて、共通政策をしっかり掲げて幅広く発信し、かつての失敗を認めて同じ過ちを起こさない、公約はきちんと守り通し、官僚とは対等な立場で国民の為の仕事を行い、安倍政権やこれまでの自公政権とは違う、市民の暮らしにたった政治を貫く、しっかりとした政権運営をできること、やっていくことをしっかり国民に示し、理解と支持を得て、選挙で投票してもらう、勝たせてもらえるようにする必要があると、考えています。

    本当はもっとお伝えしたいことがあるのですが、すっかり長くなってしまったので、今回はこの辺で失礼します。

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    1.  「まとめ読み」さん、貴重なコメントありがとうございました。

       今回の道知事選は、鈴木候補側が主要争点で態度を明らかにしないでイメージで逃げ切った、という感じが私もしています。もちろん選挙は論戦なのですが、限られた時間のなかでイメージ戦略も必要になっています。そのバランスも大事ですし、いろんな角度から学んで参院選に臨んでいかなければいけないです。

       あわせて、お書きになった日本共産党への誤解などについては、私たちも伝える努力を引き続き進めます。相手側も何かあれば共産党への偏見を利用した論戦を仕掛けてもきますので、軽視しないで取り組みます。

       野党への信頼を取り戻す、というのは大事なテーマだと思います。安倍政権に変わる明確な対抗軸づくりと広げ方に、私も知恵を出したいです。

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  2. 共産党の皆さんの活躍が政治や経済、世の倫理に常に一石を投じていることに感謝しています。

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    1.  大坂さん、コメントありがとうございます。
       重要な問題提起とともに、どのように支持と議席に結びつけるかは大きな課題でもあります。引き続き私もがんばります。

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