2013年6月6日木曜日

原発をもうけの手段にするな

 森つねと道選挙区予定候補・真下紀子道議・小樽の菊地よう子さんと、北海道電力へ申し入れ! 電力料金や再稼働問題についてです。

 日本共産党北海道委員会は、昨日・今日と、全道から地方議員が道庁などへ要請をおこなっています。

 その一環として、私も北電への申し入れに同席しました。

 要請趣旨は、大きく2つ。

 ①電力料金の値上げは原発関連経費によるものが大きく、道民合意も得られないなか、値上げは撤回すること。

 ②安全を担保できないなか、泊原発の再稼働はしないこと。

 両方にかかわって、北電からの基本的回答は、以下のようなものでした。

 「福島事故後の緊急安全対策に加え、防潮堤や免震重要棟の建設を進め、7月の新規制基準への的確な対応をして、安全性を前提として、一日も早く再稼働」

 再稼働が前提なので、原発ゼロ・廃炉とした際の電力料金などは、そもそも「試算していない」のです。

 5月10日付・北海道新聞で、金子勝慶応大教授は「再稼働の理由は経営問題」と断しました。

 特に泊原発3号機は、運転開始からまだ3年余で、「使わなければもったいない」状態。

 同時に、今日の議論でもそうでしたが、原発には修繕も安全対策も維持管理も、そこでかかる人件費も大きい。

 つまり、原発は「金食い虫」であり、回収するには「稼働」か「電力料金の値上げ」という構造に、ならざるを得ないのだと思います。

 北電として事業報酬を上げるには、原発再稼働も必要ということになります。

 ‥‥ということは、原発はもうけの道具?

 夏も冬も電力不足が起きず、道内では再生可能エネルギーの機運と普及も広がっています。

 議論は平行線に終わりましたが、明確になったのは、7月の新規制基準が決まれば、一気に再稼働を進めようという北電の方針。

 楽観はしませんが、道民世論もある以上、簡単には進まないでしょう。

 何より参院選の結果が、一定の影響を及ぼすでしょう。

 そもそも、福島の現状を見れば「安全な再稼働」とは、道民も納得しないでしょう。

 だからこそ、節電の道民的努力も広がってきたんです。

 あらためてですが、こちらに日本共産党北海道委員会の原発提言が掲載されています。

 ぜひ一度、お読みください。

 一つ一つ、再稼働と原発推進の根拠を崩すとともに、原発なしでも社会が成り立つ状況を作っていく。

 今度の参院選は、私は裏方の立場ですが、やれることをやり尽くしたいと思います。

 【今日の句】 過酷事故 起きぬとホントに 言えるのか

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