2013年1月22日火曜日

橋下・大阪市長の、強引な手法の奥にひそむものにこそ注意を

 小1の娘の、長かった冬休みも終わって昨日から学校へ‥‥冬休みより起床も食事もピッピッと済ませていて、子どもなりに緊張感があったんでしょうかね。

 2ヶ月ほどの短い3学期が終われば、今度は2年生!

 この間、入学式を済ませたような気がするのに‥‥早いなぁ。

 インフルエンザで学級閉鎖という学校もあるようで、みなさんも風邪やインフルエンザにはお気をつけください。

 ところで大阪・桜宮高校の入試問題、みなさんはどうお感じになったでしょうか。

 生徒を死に追い込むような体罰は言語道断ですが、直接の責任もない受験生にまで影響を及ぼす必要があるのか。

 体罰や入試の問題以前に、「子どもの学び、成長する権利」を保障することを基本に置かないといけないのではないでしょうか。

 橋下市長の教育観は問題だらけなのではありますが、その基本から問われなければいけないと思います。

 彼は教育は「2万%強制」と言っていました。

 わざわざ誇張表現を使うのは作戦だとしても、そこには子どもたちがみずからの力で伸びていく可能性は視野に入っていません。

 だから体罰もルールが必要、という発想になる。

 今回のように、受験生の学ぶ意志や権利より、みずからの行政判断を押し切る。

 彼の強引なまでの手法に喝采を送る方もいますが、問題は手法でなく、その奥にひそむものと見るべきだと思います。

 確かに教育現場や子どもの成長には、さまざまな課題があります。

 それを裁くのではなく、合意をつくる方向で解決できるか、教育行政の責任が問われています。

 そして国民的に、懇談でもネット上の会話でも、冷静な議論を進めるときだと思います。

 そうでなければ、いつの間にか「強引」で「頼れる」ものが、国民を縛っていく方向に進んでいくのですから。

 【今日の句】 子どもらに 何を示すか 問われてる

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