TPP本体と合わせて、関連法案が11本(一括で!)提出との見込みです。対象の1つとなる農畜産業振興機構(ALIC)へ視察に行きました。
斉藤和子衆議院議員と秘書とで行った先のALICでは、生産者の経営安定対策、需給調整・価格安定対策、緊急対策、情報収集・提供などの業務をおこなっています。
報道などでは、牛・豚の経営安定対策事業(マルキン)を法制化することで、食肉の価格安定制度を畜安法から外すとしています。
これは牛肉等が、一定の価格を下回ればALICや生産者団体による買い入れ・保管(補助)などをおこない、逆に一定の価格を上回れば売り渡して、価格の調整をはかるというもの。
マルキンは粗収益が生産コストを下回った場合に、差額分の8割を補てんする仕組みです。
改正法案は、補てん分を9割に引き上げ、豚マルキンは生産者の負担割合も下がるというもので生産者にとってプラスですが、問題がTPP発効にともなう措置であるということ。
それでいて食肉の価格安定制度を外すのですから、どのような影響が出るのかは心配です。
これ以外に野菜や砂糖類などの制度の概要を再確認し、海外情報も含めて、意見交換をしました。
閣議決定が8日と言われ、まだ公式にはALICとしてもコメントはできない事情ですが、先ほど書いたように生産者が受ける問題があるのではと心配です。
北海道へ戻り、TPPについて研究されている方とも意見交換。
明日も調査の1日です。
【今日の句】 一括は 都合の悪さを 隠す術?
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