2017年9月25日月曜日

疑惑隠し・質疑封じか

 安倍首相が記者会見で、28日の衆議院解散を正式表明‥‥「国難突破」を口にする首相の、憲法改悪こそ国難では!

 これまで国会で、まったく口にしなかった消費税増税分の使途変更が、大きな解散の「大義」と言いたいようです。

 高等教育無償化は民主党政権で実施したものを、自民党政権で変えたのではなかったのか。

 介護現場の処遇改善も、一方で介護保険の改悪を続けるもとで、事業所が成り立たない現実には触れていませんでした。

 そもそも、それらの財源を国民負担となる消費税に頼るではなく、不要不急の大型開発や軍事費の見直し、超富裕層への課税強化などでまかなうべきだと、日本共産党は主張し続けてきました。

 北朝鮮問題も、圧力一辺倒の姿勢を強調し、それには国民の強い支持が必要であることまで述べました。

 国連総会で多くの国が外交努力の必要性を述べ、米国でも国務長官などから交渉の必要性は排除されていないなかで、これでは国際社会の足並みを乱すことにはならないのか。

 外交でリーダーシップを発揮するなら、核兵器禁止条約へのサインを各国へ促すことなどをすべきではないのか。

 改憲には触れませんでしたが、自民党公約には盛り込まれる見込みとなっています。

 安保法制=戦争法を強行可決した今、憲法9条改定は自衛隊の海外での武力行使を可能とするものになり、容認できません。

 森友・加計学園疑惑は「引き続きていねいな説明をする」と述べましたが、国会で関係者の証人喚問こそ必要ななかで解散に踏み切ったわけですから、まさに疑惑隠し・質疑封じの党略ではないのか。

 これから論戦をたたかわせ、日本共産党の政策もしっかり訴えていきたい。

  写真は全商連青年部協議会との懇談の1コマ。

 今年、40歳未満の業者青年3482名からアンケート調査をおこない、その特徴を聞きながら政治への要望をうかがいました。

 価格交渉力の弱さから消費税を転嫁できない現実、運輸業を中心とした人手不足、行政とともに街づくりに取り組んでいること、大企業と中小企業の税制の違い‥‥など、多くのテーマで議論しました。

 今の政府の経済政策の基本は大企業中心と言えるなかで、中小企業を経済の中心に据える根本的な政治の転換が、ここでも必要と痛感です。

 今夜のうちに札幌へ、明日は①8:15 札幌駅南口・国際ビル前、②11:50 札幌駅西口・紀伊国屋前、で宣伝をおこないます!

 【今日の句】 改憲も 強権姿勢も 審判だ

2 件のコメント:

  1. 安倍政権といえば、森友学園にも関わった過去を持ち、PKOの日報隠しで辞任した某元閣僚が教育勅語を賞賛して「道義国家を目指すべき」などと発言してましたが、安倍自公政権のこれまでの政治姿勢のどこに、道義国家を目指す姿があったのかと、非常に疑問を持つところです。特に今回は、3ヶ月も拒み続けてようやく開く臨時国会の冒頭で解散する、という常識の無さ、無責任さには、道義の欠片も無いでしょう。

    憲法を壊す改憲(壊憲)に執着し、対米隷従と利権政治を推し進めた挙句に政治を私物化し、国民の権利や生活を脅かす。そんな政治は終わらせなければ、どんどん悪い方向へ・・・。

    野党共闘で自公を過半数割れに追い込み、安倍首相を辞任させ、憲法を積極的に活かす政治、戦争をしないだけでなく、戦争をさせない、仲裁して戦争を止めさせる外交、弱い立場に立ち、国民の権利と生活を守る、公平で公正な政治を行って欲しいなと、そう思っております。

    皆さんと手を取り合って、変えて行きましょう!!

    返信削除
    返信
    1.  匿名さん、コメントありがとうございます。

       書かれている通り、誠実な政治姿勢のかけらも見えない安倍首相の冒頭解散でした。
       しかし、このような解散は多くの国民が疑問に思っているはずです。
       あとは投票日に向かって、多くの方との対話を進めるとき。
       私も、その先頭に立ってがんばりますね。

      削除