2016年1月27日水曜日

強弁は弱さの裏返し

 ヤジもひどいが、甘利大臣も安倍首相の答弁もひどいと感じた今日の衆院本会議。明日は参院で山下芳生参議が質問に立ちます!

 ヤジ自体はありえることですが、ちょっと限度を超えているのでは。

 先日も書きましたが、怒号のようなヤジに大島議長から注意もあったのに忘れたのでしょうか。

 というより、異論はあれど野党の指摘をまずは受け止めるという、与党の余裕がないということかもしれません。

 甘利大臣は「しっかりと説明責任を果たす」との答弁でしたが、それは当たり前のことであって、それに対して自民党席から大きな拍手が出るのも私には理解できません。

 十分すぎるくらいの疑惑ですが、それでも与党席から「国民が納得するまで説明するんだぞ!」とぐらい、叱咤する方はいないのでしょうか。

 安倍首相に至っては、戦争法について「憲法に合致している」と、多くの憲法学者などが憲法違反と言っていることに文字どおり「挑戦」的な答弁をおこないました。

 強弁と言えるような答弁ですが、それは弱さの裏返しのように思います。

 国民を納得できる論拠があるのなら、国会をまたいででも論議をすれば良かったはずで、なぜ委員会で強行採決をおこなったのか。

 しかも参議院は、総理入り質疑前の採決だったわけで、まったく総理自身も説明責任を果たしていなかったではありませんか。

 これ以外にも、くらし、経済、TPP‥‥など大きなテーマでの論戦は引き続きこれからです。

 重ね重ねですが、明日は参議院で山下書記局長。

 午前10時50分ころからNHKで!

 【今日の句】 実るほど 頭が垂れる 答弁を

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