2019年9月17日火曜日

自然と向き合っているからこそ

 根室市・納沙布岬から東方約640kmの海上で、大樹漁協のサンマ漁船が横波を受けて連絡が取れなくなったとの報道が。無事であることを祈るばかりです。

 さんまの不漁が続き、少々の荒天であろうと無理をして捕りにいった‥‥というのならいたたまれません。常に漁業は「板子1枚下は地獄」と、漁師だった母の実家で話を聞いたことを思い出します。目の前に並ぶ魚は、命がけで届けられたものなのです。

 水産資源がなければ、製函・運輸・製造などの各分野が打撃を受けてしまいます。特に領土問題の未解決ゆえに根室市では理不尽な海域設定や漁法規制を受けて、地域経済の苦しさは続いています。私も2度ばかり、国会で取り上げました。

 実は養殖ホタテも、噴火湾では大量死しています。原因ははっきりわからないままです。来週、紙智子参議院議員と漁協などをまわることにしていますが、少しでも役に立てるようにとの思いです。

 北海道が食の一大産地であるということは、自然の猛威も受けやすいということと表裏の関係。この間の自然災害が発生する多さと合わせ、私たちが地球に生きていることの現実を深くとらえておかなければいけないと痛感します。

 【今日の句】祈ることしか できないのがもどかしく

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