2020年4月15日水曜日

総理が向いているのはどっちだ

 安倍首相が、国民1人あたり10万円の給付を検討してると報じられました。急がれるのだから、補正予算に組み込んだらいいのではないのか。問われているのはスピード。それだけ状況は切迫しているんです。

 「安倍首相のやることにはイライラしている。布マスク2枚に何百億円もかけるなら、現金で配ってくれ。そうやって自粛を求めるならわかるが、すべて中途半端だ。経済のためというのは、結局は大企業のためなのか。いま大変になっているのは小規模事業者だ」

 ある町で聞いた、影響力もある自民党員の方の生の声です。うなづいて話をうかがいました。感染が心配だ、くらしも商売も打撃を受けた--それなら、おのずと政治のやるべきことは見えてくるはず。効果ある自粛ができるような、しっかりした補償を決断することです。それが遅いと、不満の声が私たちにも寄せられるのです。

 昨日の広尾町から今日は釧路市、阿寒湖畔、弟子屈町へ影響をうかがいに。どこでも共通して切迫感が話されました。合わせて、この窮状を乗り越えるための努力もお聞きできました。

 「他のホテルにも呼びかけて過去の宿泊者も出しあい、また川湯に来てもらえるような営業も考えています」とは川湯ホテルプラザの榎本竜太郎代表。すでにクラウドファンディングにて「未来宿泊券」を販売するなど、懸命な営業努力をされています。

 川湯温泉は「きたふくろう」が経営破産し、川湯ホテルプラザさんも宿泊が10人くらいしかない日もあるとのこと。休業した方が経営的には良いのでしょうが、雇用調整助成金も申し込んで雇用を守り「経営者も従業員も意欲をなくさないようにしなければと思っています」と、前を向かれています。

 地域に根差し、地域を良くしたいと願っている各地の方々に、この間も多くお会いしてきました。冒頭の発言に凝縮されているように、いま政治が大企業を見ているのか、地域に根差した中小・零細事業者を見ているのかが問われています。今日うかがった声も、しっかり国政へ反映させたい。

 【今日の句】ひと月も 前から出てた 願いでしょ

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