2024年9月29日日曜日

アイヌ語の激励もうれしく

 今日は新ひだか町での演説会。日高管内を含む道9区は、裏金事件がもとで有罪となった堀井学・元議員の活動地域。たつの広志・道9区予定候補と「汚いカネにまみれた自民党政治を終わらせよう」と訴えました。

 石破氏は、裏金議員について公認しないこともあり得る主旨を言っておきながら、結局は「選対本部で検討」と後退しました。全容解明に背を向けて、早期の総選挙で「国民の審判を受けた」と言うのでしょうか。

 統一協会幹部と安倍元首相が自民党総裁応接室で選挙支援の話をしていたことも、当時の自民党幹事長だった石破氏が知らないはずはありません。これも知らぬ存ぜぬと、やり過ごすつもりなのでしょうか。

 裏金事件も統一協会との癒着も、いち議員の問題ではなく自民党全体にかかわるとともに、政治をゆがめてきた大問題。「しんぶん赤旗」で裏金を暴いてきた日本共産党を伸ばすことが、政治を変える一番の力になると強調しました。

 たつの予定候補のリーフで「応援します」と応じてくださった、平取町の木村二三夫さんも見えられました。アイヌ民族の尊厳や、遺骨返還をと訴え活動されています。今日は私からも、アイヌ施策に触れました。

 新冠町にある家畜改良センター新冠牧場は、かつて御料牧場でした。この地に住んでいたアイヌが平取町・上貫気別へと強制移住された、その資料がセンターに残っていたのです。貴重な記録でした。

 紙智子参議院議員とセンターにも行き、資料は国立公文書館へ保管されることに。歴史をねじ曲げるアイヌ差別の発言もあるなか、こうして客観的資料を残すことの意義は大きいのです。

 法律で先住民族と認めたのに、いまだアイヌ差別の発言が自民党議員から出されます。これを止めるためにも、強制移住や同化政策などに国として謝罪することが必要なのです。だから資料は欠かせない。

 帰りに木村さんから、たつのさんと私に「カントオロワ ヤクサクノ アランケプ シネプ カイサム」と、アイヌ語で声をかけていただきました。「天から役目なしに降ろされてきたものは、何ひとつもない」との意味です。

 しっかり役目を果たさねば。期待に応えてがんばります。

 【今日の句】裏金を 語らぬ議員を 許せるか

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