2013年2月12日火曜日

軍事優先・偏重は、どこの国でも破綻する


 北朝鮮が3回目の核実験をおこなったとの報道。アジアと国際社会の平和環境を壊し、挑発していく行為はやめるべき! 強く抗議します。
 
 昨年の「ロケット」発射も、安保理決議を無視して強行されました。
 
 国連安保理では決議2087で「さらなる発射または核実験」がおこなわれた場合、「重大な行為をとる決意」と表明しました。
 
 即刻の軍事制裁ということにはならないでしょうが、安保理だけでなく、国際社会では非核諸国同盟が広がるなか、このような核実験は世界とは逆の道を行くことになる。

 指導者としての権威を軍事的に示すというのであれば、情けない話です。

 挑発をくり返す瀬戸際外交で経済支援など引き出す「カード」とするつもりなら、それもまたとんでもない。

 北朝鮮国民のことを考えるなら、6ヵ国協議の共同声明(2005年)、日朝平壌宣言(2002年)、南北共同宣言(2000年)を遵守していくべき。

 それが北朝鮮にとっても、本来はプラスの意義を持つことでしょう。

 国内経済・国民生活が苦しいなかで、軍事費偏重は必ず破綻が来るでしょうが、それまでに暴発や軍事衝突という事態は避けなければなりません。

 国際社会が軍事対応に走らず、足並みをそろえて外交的解決に取り組むことが大事と思います。

 日本共産党は朝鮮労働党と関係は断絶していますし、北朝鮮は共産主義とも呼べるような国ではありませんが、先の総会でも党として可能な行動をとるとしています。

 小泉首相が2002年に訪朝し平壌宣言をまとめあげたことは、日本共産党も評価しました。 

 やれる道はあるはずですし、国際社会も模索しているはずです。
 
 日本国内で好戦的・暴発的意見が出る可能性がありますが、それは国際社会の努力をも壊すことになりかねません。
 
 そういう意見や流れを食い止めるのも、日本共産党の大事な役割。
 
 北海道にいる者でも、国際的視野を持って地域の活動に取り組んでいたいと思っています。

 【今日の句】 軍事費を くらしに回せ どの国も

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