2014年7月17日木曜日

持てるものには富が増え、庶民には負担増ばかりか

 子どもの貧困率は過去最悪、いわゆる「老老介護」は過去最高--これが先進国・日本の現実の姿。集団的自衛権より、やるべきことがあるでしょう、安倍首相!

 すでに報道されていますが、これは厚労省発表の国民生活基礎調査(2013年)。

 いくつか数字を紹介すると--

 平均所得(2012年)は537万2000円で、前年比11万円も低下。

 ピークの664万2000円(1994年)から約130万円も下がり、1980年代後半の水準とか。

 母子世帯の平均所得は243万4000円。

 中央値の半分を下回る「相対的貧困率」が16.1%で、これも過去最高。

 17歳以下の子どもの割合を示す「子どもの貧困率」は16.3%と、過去最悪となりました。

 「老老介護」(65歳以上の高齢者が65歳以上を介護、と定義)の世帯の割合も、前年より5.3ポイント上がり51.2%。

 75歳以上同士の世帯も、過去最高の29%となりました--。

 つまり日本は、社会保障が貧困ということ。

 消費税増税は社会保障のため、でしたよね。

 何か子育てや介護で、充実する内容があったでしょうか。

 株の配当金などで、持てるものは富が増える。

 一方で庶民には、負担が増えて貧困が広がる。

 まったく逆でしょ。

 これを正していくのが政治の役割、なのでは!

 安倍首相、やるべきことが間違ってますよ。

 そうも感じないのなら、きっぱりと辞めてもらいたい!

 【今日の句】 貧困も 格差も見えぬ 坊ちゃまに

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