まず紙議員と足を運んだのは、きょうされん北海道。実は今朝からクマが出没していた東区での懇談だったため、周辺も朝から慌ただしかったようです。ともかく清水道代・北海道支部支部長さんなどからワクチン接種とPCR検査、コロナ禍で減少している工賃補填、従事者への慰労金などの要望をうかがいました。「経済優先の国づくりを進めてきたのでしょうが、社会保障を大事にする国づくりを、わかりやすく訴えてください」と願いを込めたお話を、しっかり受け止めます。
北海道食といのちを守る会と道農民連では、ゲノム編集技術についての懸念や情報公開、表示の必要性をテーマに。ゲノム編集のトマトの苗が無償で配布されている問題で、その実態を把握しているのか紙議員も質問主意書を出しています(答弁書は来週の見込み)。久田徳二会長は「ゲノム編集は未完の技術なのに規制がないことが危ない」と警鐘を鳴らし、消費者にとっての健康面の安全とともに、生産者にとっても栽培トマトと交雑の可能性が指摘されました。望まなくともゲノム編集が浸透する可能性はゼロではありません。
農民連からは、消費税にかかわるインボイス導入で新たに課税業者となる問題、CMより食べるに困っている家庭などへのコメ支援などについてが話になりました。大規模化が進む北海道農業ですが、それだけ大きな機械も買って返済に追われるという実態もあります。根本的な議論をしなければ。
岩渕友参議院議員も合流し、北商連(北海道商工団体連合会)・札幌市内の4民商との懇談では、業者の切迫した実態が次々と出されました。「木材価格が上がった分を見積もりで出すと(工事・建設を)『少し待って』と言われ、仕事が読めない状況になっている」「催事関係の業者は実質廃業状態。出店しても赤字必至のうえ、イベント元から『コロナが出たら賠償』とまで言われる」「一時支援金のハードルが高く、申請した人も審査が厳しくなかなか進まない。昨年の持続化給付金の教訓はどこにいったのか」など、多くの業種に影響が出ていることを痛感しました。昨年の給付金分が収入認定されて、国保料減免の対象にならなくなったなども共通して語られました。
再生可能エネルギーにかかわり北大大学院・山形定助教、NPO法人北海道グリーンファンドからの話は、これからの地域づくりをどうするかと考える大事な機会に。制度論・技術論とともに、そもそも再生可能エネルギーがどうあったらいいのかを、政治的にも社会的にも深める時だと実感しました。「女のすぺーす・おん」さんからは、DV被害者へのワクチン接種券の送付方法、刑法見直しで当事者や支援団体の声を十分反映させてほしいこと、若い女性への支援と働き方の改善、面会交流・共同親権など、いろんな角度からの要望もうかがいました。家父長制の家制度の根深さが、いろんな形で反映しています。ここでも根本的な議論をしていかなければ。
短時間でしたが3人で街頭宣伝にも取り組みました。五輪中止をとの紙議員の訴えに、私に「本当にひどいよね」と声をかけてこられた方も。また昨日もそうでしたが、若い方が耳を傾けてくれているように感じます。このままの社会でいいのかと考えている若い世代と語り合っていきたいし、日本共産党の考えも耳にしてほしい。そのためにも、わかりやすく語れるようにもならなければならないですね。
せっかく聞いた要望をしっかり反映していけるように、比例議席回復の思いも、さらに強まりました。
【今日の句】メモを取る 右手も今日は がんばった
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