朗読劇「あの日 あの時 ヒロシマで」は、生徒三人が朗読した文字がモニター画面に映されただけでなく、映像や資料も織り交えられ、より臨場感が伝わります。多くの方が聞き入りました。
何より高校生たちが、1つ1つの言葉をていねいに、おおげさな誇張などもせず、それだけに心へ染み入るようでした。それでも核兵器の非人道性は、ひしひしと伝わってくるのです。
朗読劇の登場人物の1人である松本郁子さんが会場に見えられ、「私はもうすぐ(この世から)いなくなるけど、若い人たちが伝えてくれて嬉しいです」と感想を述べられました。
道被爆者協会の廣田凱則会長もいらして、あいさつすると「(ノーベル平和賞で)日本政府が前へ進むチャンスなんだから」と、核兵器禁止条約の批准へと期待を述べられました。締約国会議のオブザーバー参加にも、強い期待を語られました。
日本被団協が受賞した理由の1つに、被爆者の長年の証言活動は「核のタブー」を揺るぎない国際規範にしたことがあります。そして、次世代にも引き継がれてきたという大きな役割もありました。
高校生たちから、核廃絶への熱い思いが伝わりました。問われているのは日本政府であり、政治にかかわる私たち。そんなメッセージも伝わりました。
日本政府は早く、核兵器禁止条約の批准を。核廃絶に向けて、積極的な外交を。まずは締約国会議へのオブザーバー参加を。私も引き続き訴えます。
【今日の句】日本こそ 核廃絶の 先頭に
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