2012年3月23日金曜日

保育料値上げは、保育の理念を変えてしまう

活動の合間に札幌市役所へ向かいました。予算特別委員会で「保育料引き上げ」「児童クラブ有料化」反対での陳情趣旨説明と質疑があり、私も傍聴するためです。

 私の子どもたちが通う保育園の父母会からも陳情を出していて、今日の趣旨説明では保育連係の青木さん(父)が保護者の現状を代弁してくれました。

 青木さんからは「生活が苦しい保護者が多く、子育てにもお金がかかる現実がある。保育料値上げはやめてほしい」と話され、傍聴席からは背中しか見えませんが各市議も真剣に受け止めただろうと思います。

 また、真剣に受け止めてもらわないと困る!わけです。

 札幌市には各種基金もあるし、免除されている北電・北ガスなどの電柱使用料を適正に徴収することなど、やれるべきことは多くあります。

 委員会室にはテレビカメラも入り、緊張した雰囲気が漂いました。

 陳情説明が終わり、私は質疑の途中で抜けざるを得ませんでしたが、果たして保護者の切実な願いが反映された議論になれたか。

 27日(火)が陳情採択・予算採決となります。

 これまでの札幌市は「待機児童を解消するが、そのためにも今後の安定的な運営財源が必要」だから保育料値上げというのが、その根拠でした。

 しかし先に書いたように、財源確保の別の道があるし、何より福祉としての保育という理念が薄れていくことになるのを私は危惧します。

 このままでは行き着く先は「お金のある人は十分な保育が受けられる」という仕組み、となってしまいます。

 いろいろある中ですが、一人の保護者として保育料値上げストップ!へ力を尽くしたい。

 さて明日は、市田忠義書記局長が来札しての演説会です!

 日本共産党演説会
   ●3月24日(土)14:00~
    ニトリ文化ホール(札幌市中央区北1条西12丁目)
   ●弁士:市田忠義書記局長、はたやま和也
   ●入場無料、手話通訳・臨時保育あります

 この日は岩内町で泊原発再稼働を許さない集会や、札幌でもTPPストップへ向けたフォーラムなどもあるのですが、どこも満員になるよう!‥‥まわりの方もお誘いくださいね。

 【今日の句】 財政難 子どもに責任 回させぬ

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