千島歯舞居住者連盟が発足60年となる今年。紙智子参議の代理として通常総会に出席し、午後には北広島市での「語るつどい」に参加しました。
元居住者で1万人以上が亡くなり、平均年齢も83歳を超えました。一刻も早い返還は共通の強い願いです。安倍首相がロシアで会談をおこないましたが具体的な進展につながる話はなく、朝の連盟による会見でも嘆息が漏れていたようです。秋田犬の贈呈ばかりが目立つ訪ロでした。
戦後処理の不公正の1つが千島問題であり、それだけに日本政府としての道理ある立場は欠かせません。国際社会に訴えるうえでも、その立場なしでは説得力はないと思います。しかも経済的歓心で返還交渉を促進するというだけでは、足元を見られるのではないでしょうか。
今は直接に安倍政権をただせる立場にないのが残念ですが、元居住者や隣接地域の切実な要求を届けることはできるし、世論喚起の一端も担うことはできます。事あるごとに、ブログなども通じて発信していきたい。
北広島市での「語るつどい」は、次から次へと質問が出されるほど熱のこもったものとなりました。「どうして安倍政権が続くのでしょう」「安倍首相の後に誰かいるのか、と言われる」という話をきっかけに、野党共闘の今後や日本共産党への叱咤と激励、3000万署名での反応などの話もうかがいました。
安倍政権のウソとごまかしや破たんの中身を広げていくことと合わせて、安倍政権後の姿を示すことが必要と再確認しました。野党連合政権で新しい政治をつくる本気の姿勢を示していくことが、安倍政権をおわらせる土台の力になると確信しています。「そのために政策協定なども進めて」との要望もあり、北海道からもうねりを広げていきたいと思いました。
「つどい」を終えて、さて帰ろうとしたときに何と! 誰かが私の靴を間違えてしまったようでした。和室の会場だったために、取り間違えてしまったんですね。会場のサンダルをお借りして家に戻ったころに、わざわざ板垣市議が靴を持ってきてくださいました。板垣さん、本当にありがとうございました!
【今日の句】ロシアでは 秋田犬さえ そっぽ向き
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