2020年10月31日土曜日

意見を交わせる場こそ

 4回目となる「憲法とくらしチカホフェス」が、札幌市の地下歩行空間でおこなわれました。前議員の身である私も「国会議員とおしゃべりしよう」コーナーにご案内いただいて、本当にありがたい限りです。チャリティーバザーや古本市、パネル展・水彩画アート展に映像をを使って沖縄についてのプレゼンテーションなど、実行委員会のみなさんが創意を凝らして取り組むフェスで、関心をもった多くの市民が足を止めました。

 私の出番の前に立憲・勝部けんじ参議院議員が参加されていて、せっかくなので一緒に写真も1枚。お互いに教員出身という土台もあり、親しみやすい勝部議員には昨年の参院選でもお世話になりました。党同士の共闘を大前提に、議員・候補同士で信頼を積み重ねることも大事だと実感します。

 さて、「おしゃべりしよう」は私から一言あいさつの後に、市民からの質問に答える形で進行します。最初は「共産党は消費税をどう考えますか」で、まさに通りがかりで参加された私と同じ40代の方。党としての財源の見通しを話した後に、40代はバブル崩壊後の就職氷河期で大変だったことに触れると、「私も正社員になれませんでした」。新たな給付金制度の質問もあり、生活に困窮している方が現実に多いのだと、あらためて考えさせられました。

 別の通りがかりの方は「前回の総選挙で、共産党は利用されるだけだったんじゃないでしょうか」。野党共闘が壊れそうななかで、小選挙区候補を下ろすだけでなく統一できた候補への支援にも党として確かに力を注ぎました。一方で、比例は党独自の取り組みで党員・後援会員のみなさんは奮闘してくださいましたが、私自身が力不足だったことを述べました。この方からは「テレビで質問を見ていた。今度は必ず勝ってください」と激励を寄せてくださり、本当にありがたい限りです。

 他にも憲法、法の解釈、市民との運動、全道をまわるエネルギーの源などの質問があり、あっという間に予定の時間が迫りました。最後に、すべての議員に「どの大臣になって何をしたいか」聞いているとのことで、私は文部科学大臣として少人数学級を実現したいと即答しました。「できるかどうか」ではなく、やる気があるかどうかの問題です。まずは議席の奪還こそ最優先にがんばる決意を述べました。

 市民による政治参加・社会参加が広がって、このような取り組みが各地でできればいいなと思いました。LIVE中継も手探りで、話す議員・候補用のアクリル板も手作りで、取り組む1人ひとりの思いや願いも伝わってくる、あたたかみあるフェスでした。日中は札幌東区であいさつまわりにも足を運び、いただいた激励に感謝しながら引き続きがんばります。

 【今日の句】街角も路上も 声はあふれてる

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