2021年3月10日水曜日

農業用ハウス倒壊への支援を

 伊藤りち子3区予定候補(比例重複)と朝に宣伝をしていたら、どんどん強まる風雪。札幌市内では断熱防水材がマンションではがれるなどもありました。まだ春は遠いですね。

 今月2日の豪雪で、富良野市などを含むJAふらの管内で農業用ビニールハウス362棟(7日時点)が倒壊するなどの被害が出ました。迅速な支援の実施を求める要望を、道農政事務所へおこないました。現地から来られなかったものの、米沢義英上富良野町議・佐藤和三前中富良野町議との連名による要請です。

 要請項目は、▼除排雪やハウス修繕、撤去や新設などにともなう人的・財政的支援を急ぐこと、▼国の既存事業の柔軟な運用をはかり、農協や自治体などと連携を強め、農家の経営支援をきめ細かく進めること-ーで、具体的には私から「経営を支えるためにも共済の早期支払いを求める声があります」など、紹介しながら要請しました。

 この時の豪雪被害は厚真町や夕張市でも起きていて、対応してくださった岩井章広企画調整室長からは「東北地方などで昨年12月に豪雪被害があり、その時の対策を今回も実施します」と表明がありました。この対策は、共済金等の早期支払い、被災ハウスを災害廃棄物として処理する際の支援、既存事業を使った形での新規ハウス導入への助成などが盛り込まれています。すでに関係機関への周知も始まっているとのこと。

 私からは重ねて力の発揮を求めつつ、3年前に日高管内を襲った豪雪被害について触れました。雪の少ない日高管内でよもやの豪雪により、ハウスが倒壊した新規就農者の心が折れかねない状況になっていました。農協や自治体職員、ボランティアも駆けつけて除排雪が進み、国などの支援制度によって持ちこたえることができたのです。その時も現地に駆けつけて、実態にもとづく要請をおこなっていました。

 収穫間近の災害もつらいものですが、作付けなど時期が決まっているときの災害も、1年間を棒に振ることとなってしまうだけに相当つらい。予測がつかない事態があるからこそ、欧州では価格保障・所得補償を厚くして農家経営を支えています。日本では共済や収入保険の制度があるとはいえ、掛け金の高さやカバー率などが課題になっています。

 食は命の源、農業は地域経済の柱です。しっかり支える政治へと、私も力を尽くしたい。

 【今日の句】数々の 支えで私も 生きている

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