2014年5月13日火曜日

労働者の声が反映される労働委員会に

 行きたかった~っ → 道労連主催の「北海道労働委員会の民主化を求める市民集会」! もう少し私に仕事早期処理能力があれば‥‥トホホ。

 「労働委員会」という言葉に、なじみが薄いという方もいるかもしれません。

 国や地方公共団体に設置する行政委員会でして、使用者・労働者・公益の各委員が同数で、労働者の団結擁護と、労働関係を公正に調整することが任務です。

 問題は「労働者」の委員配分でして、これまで北海道労働委員会は連合系労組が独占してきました。

 この任命は北海道知事でして、道労連が「偏った任命はおかしい」と裁判をおこしてきました。

 2012年に札幌地裁が、知事の任命に「裁量権の逸脱・濫用にあたる」と「組合差別」を断罪する判決を出したのです。

 労働者委員が、文字どおり労働者の立場を貫かないと、何のための「労働委員会」なのかが問われます。

 一定の組織を持つ道労連がその委員に選ばれないことは恣意的と言わざるを得ませんし、それを札幌地裁も問題視しました。

 働く人の無権利状態や、職場の違法状態が後を絶たないですよね。

 労働組合の意義も問われますが、なにより行政の委員会なんですから、もともとある役割が果たされるような任命になるべきだと思いますよ、高橋知事!

 【今日の句】 偏って いるのは誰か 見定めよう

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