2016年11月28日月曜日

延長は行きづまりの告白

 TPPや「年金カット法案」を通すがため、与党は来月14日までの会期延長を決めました。審議未了で廃案にすべし!

 自民・公明の両幹事長による衆議院議長あての「申し入れ」には、延長の理由を「議案の審議状況に鑑み」とあります。

 しかし、大臣からの暴言や、委員長の職権乱発による委員会運営などが審議を滞らせた理由であって、延長せず潔く審議未了とするべきです。

 さらに、「議案の審議状況」にもとづく延長であるなら、提出を狙っているIR法案(カジノ法案)など議論する対象にもならないではありませんか。

 先週金曜日に厚労委員会で採決強行があり、野党4党で衆議院議長へ申し入れに行った際は「与野党で話し合いを」とされていたのに、明日の本会議を決める段になっても話し合いはおこなわれませんでした。

 重ねて、このような会期延長など到底認められません。

 なお、参議院TPP特別委員会も上記の状況から、今週の日程は何も決まっていません。

 今日の国会は参議院本会議で決算の報告と質疑がありましたが、総理はTPPにかかわり「TPP並みの高い水準を世界に示すことになる」旨で、批准の意義を答弁しました。

 経済主権・食料主権を投げ捨てるTPPを、今後の貿易の基準に据えるだなんて!

 しかも、いっそうの譲歩を米国からも迫られる危険性もあります。

 TPPのみならず、ロシアとの領土問題も動く気配が見えなく、南スーダンPKOも危険性を顧みず、年金もしゃにむに通してしまおうという状況を見ても、安倍政権は政策的に行き詰まってきています。

 衆議院解散をにらんだ報道もありますが、市民と野党の共同を強めれば、暴走にも対峙することはできる。

 その重要な一翼を日本共産党が担っていくため、私自身もさらに力をつけたい。

 【今日の句】 強行の 土俵を広げる 道理なし

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