約半年もの通常国会が始まりました。これまでと違う雰囲気が――そう、野党共闘!
今日は本会議で座席の指定と特別委員会の設置、休憩をはさんで安倍首相の施政方針演説など4演説を聴取という流れ。
ある民進党議員が、私の顔を見るなり「一緒にがんばりましょう」としっかり握手。
委員会などで知り合いの議員さんではありますが、こう声をかけられたのは初めてのことで、ちょっとビックリ、心はほっこり。
昨年の臨時国会でTPP・年金カット・カジノ解禁と連続して強行に採決へ持ち込んだ姿を見れば、安倍政権の暴走を止めるには手をつなぐべきとの思いも広がったのだと思います。
安倍首相の施政方針演説も、何ともひどかった。
自衛隊が南スーダンで「全国スポーツ大会」グラウンドづくりに貢献したことばかり述べて、危険な情勢にあることには一言も触れずじまい。
沖縄については、北部訓練場の返還を豪語する一方でオスプレイ墜落についても一言も触れず、辺野古への米軍新基地建設も「工事を進めていく」と明言。
長時間労働についても触れましたが、それなら「残業代ゼロ法案」はどうするのか。
医療・介護・保育など深刻な状況を見れば、社会保障費の自然増を5000億円に抑えることができたという言い分も、胸を張ることではないはずです。
最後には、憲法施行70年の節目と言いつつ、改憲に向けて「憲法審査会で具体的な議論」を呼びかけるのは、国会審議に行政府の長がけしかけることにもなり、二重三重に認められない。
市民と野党の共闘で、しっかり対決していかなければと演説を聞きながら、つくづく感じました。
【今日の句】 都合よい 数字を総理 並べ立て
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