2019年5月8日水曜日

道理ある外交を

 根室市への桜の便りはもう少しですが、政治の春は早く呼び込みたい。党と後援会での意気高い決起集会も開いていただきました!

 何度となく足を運んできた根室市ですが、じっくりと党員・後援会員のみなさんと語り合うのは久しぶりのような気がします。確か12年前、私が初めて候補として活動した参院選のときに同じような機会があったことを思い出しました。話をしながら初心を忘れてはいけない、と感じました。

 千島問題が未解決のために、さまざまな苦難に直面してきた根室市。いま安倍首相は北朝鮮に対して「前提条件なしでの対話」に積極的のようですが、少し前までは「ロシアと平和条約を結ぶ」のだと意気込んでいたはず。対ロ交渉が進まないため外交上で別の得点を稼ごうという魂胆ならば、北朝鮮からも見透かされることになりはしないでしょうか。

 何より北朝鮮とは、日朝平壌宣言という大事な外交上の到達点があるはずです。ここに立ち返ることが必要ですが、安倍政権からそのような発信は見られません。米国頼みとも言えますし、歴史に正面から向き合ってもいないとも言えます。ロシアから「北方領土はロシアの領土」と言われたことに正面から反論しないことと、根っこでは同じではないのでしょうか。

 道理をもった外交の重要性や、消費税に頼らない財源をつくる道など、安倍政権の行きづまりを打開する道を今日は強調しながら話しました。何度も領土問題で期待を裏切られてきた根室市だからこそ、政治不信を乗り越えるだけの党の活動というのが重要だと思うのです。実際に地元との党市議と党支部は、そのような努力を続けてきています。

 明日は根室市で、水産関係や領土問題での懇談を重ねる予定でいます。あらためて現状を学んで、国政に反映させられるよう力を尽くしたい。

 【今日の句】陽は昇る 北海道の 東から

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